知っておくと役に立つ、新築一戸建購入をよく知る連載コラム

どうして地盤改良が必要なの?

熊本地震など大規模地震が頻発する昨今、住まいの安全性への関心はますます高まっています。そうした中、建物の耐震に比べて一般に情報が広まっていない印象の地盤改良にあえて注目。その理由について、「家を建てると、その下の地面には60トン(※1)もの荷重が常にかかり続けます。地盤の適切な改良は、地震の時だけでなく普通の暮らしの中で将来ずっと安心して住める家を建てる大前提となるのです」と話すのは、ポラスグループで地盤改良工事を担うジバテック株式会社の韮澤恵二さん。今回、地盤調査と改良工事のウソ・ホントをわかりやすく教えてくれる地盤改良のスペシャリストです。

「地盤が軟弱だと建物が傾き、窓やドアが開きづらくなったり基礎や外壁にひびが入ったりします。さらに、すきま風や傾きが生じることで、人によっては体調不良に陥ることもあるのです」と韮澤さん。一度家を建ててしまえばその下の地盤改良は難しく、部分的に補強できたとしても莫大な費用が掛かってしまいます。

新築一戸建て分譲住宅を選ぶとき、建物や立地環境へのこだわりはあっても、その足元の地盤に関心を寄せる人はそう多くないかもしれません。しかし、どんなに建物の耐震性能が高くても、地盤が弱ければ安心して住むことはできません。土地と建物は一体と捉えて、一度しっかり強固な地盤の大切さについて考えてみましょう。

地盤調査はやってもやらなくてもいい ←<ウソ>

適切な地盤改良工事の前提となるのが、精度の高い地盤調査です。調査方法は、鉄棒を地面に垂直に差して地盤の強度を調べる『スウェーデン式サウンディング試験』が一般的です。加えて、ポラスでは土質を調べる『ハンドオーガー調査』を実施(※2)。

韮澤さんは、「強度とともに重要なのが土の性質です。枯葉などが堆積した腐植土は柔らかいだけでなく、地盤改良に用いるセメントと化学反応を起こし補強に十分な強度を得られないことがあるため、土質の調査は改良工法の選択に欠かせない判断材料となります」と、その重要性を語ります。

また、新築一戸建て分譲住宅では、住宅会社が土地を選ぶ段階で地域の地盤特性などを把握しているケースも。たとえば、ポラスの場合には埼玉エリアを中心に地盤調査実績53,000件を数え、その地域の地盤特性を熟知していることが土地選びに大きく役立っています。「ポラスが土地を選ぶ際には、当然、地盤の弱いエリアは最初から避けます。また、土地取得前に地盤調査をすることもあり、個々の地盤にあった改良工法を早い段階で検討できるので、着工後に想定外の工事や工期を要することもありません」と韮澤さん。しっかりと地盤調査を行うことは、結果的に「お客様の大きなメリットにつながっている」と話します。

地盤改良の工法は工事費が高いほうが強くて安心 ←<ウソ>

地盤調査の後は、必要に応じて適切な改良工事を行うことになります。施工方法は、地面を締固める『表層改良工法』や、土を掘りセメントと土を混ぜた柱状の補強体をつくる『柱状改良工法』、鋼管の杭を強固な地層まで打ち込む『鋼管杭圧入工法』など(※3)があります。

コスト面では、表層改良は比較的簡易な工事で済むため低コストですが、地盤が強いことが条件になります。一方、鋼管杭圧入工法は重機や資材が大掛かりになり一般的にコストは高め。柱状改良はその中間の位置づけです。

では、強度の面ではどうでしょう。「実は、地盤改良工事にいわゆる松竹梅はないのです。セメントを用いる柱状改良は鋼管杭よりも低コストですが、土質に問題がなければ十分な強度が得られます」と韮澤さん。先に触れたように、腐植土などでは柱状改良を選択できないケースもあるのですが、ポラスでは独自に『SF-Raft工法』(※4)を開発してこの問題もクリア。土を掘り出さず側方地盤へ押し込みながら掘り進め、そこへセメントミルクを注入して柱状の補強体をつくるため、土とセメントが混ざらず化学反応が起きません。あらゆる土質の地盤に適用できるうえ、残土が少なく低コストも実現しています。

「地盤改良は高コストの工法を選べば安心なわけではなく、調査結果に合った工法を選ぶことが大事。腐植土の多いエリアでも、SF-Raft工法のような技術開発によって選択の幅は広がっています」。

調査と工事は誰がやっても結果は同じ ←<ウソ>

地盤の調査と改良工事は誰が行っても結果は同じなのでしょうか。答えはNOです。調査には精度と土質を含めた詳細データを得るスキルが。また、改良工事には調査結果の分析力と採用する工法の施工力が求められます。「調査会社と施工会社が同じ場合、工法を選ぶ際に調査結果よりも自社の得意な工法やコストを優先するなど、会社都合が生じる可能性があるので注意が必要です」。

ポラスでは、地盤調査と地盤保証(※5)を行う住宅品質保証株式会社と、改良工事の専門会社であるジバテックを分社化。グループ会社でありながらそれぞれが高い独立性を確保しています。さらに、調査結果をもとにジバテックが改良工法を選定し、住宅品質保証が建物の構造計算をもとに基礎部分の構造計算まで実施したうえで、ジバテックが選定した工法の採用可否を決めるダブルチェック体制も整備。一方で、先のSF-Raft工法を生んだポラス暮し科学研究所の技術開発力とグループの豊富なデータベースを共有できるという利点は存分に生かされています。

※5 地盤調査または改良工事の瑕疵により建物が不同沈下した場合に適用される保険制度

地盤に原因する建物の不具合は後から現れる ←<ホント>

「地盤が原因の建物の傾きは、建ててすぐには現れません。じわじわと数年後に傾きはじめ、家や住んでいる人の健康にまで影響を及ぼします」と韮澤さんが話すように、軟弱な地盤はまさに足元から生活を脅かします。過剰な地盤改良は不要ですが、適切な改良にコストをかけることは安心して暮らせる住まいの実現に不可欠です。

新築一戸建て分譲住宅を選ぶときには、地盤の調査と改良工事を行っている物件かどうかを営業担当者に確認してみるのもいいでしょう。ポラスの新築一戸建て分譲住宅では、同じ分譲住宅地内であっても一棟ごとに調査を行い最適な改良工事を行っています。責任をもって地盤改良に取り組んでいる住宅会社なら、そうした情報をウェブサイトなどで発信しているのでぜひ一度チェックしてみてください。

ポラスの「地盤調査と地盤対策」サイトはこちら

コラム執筆
 
住宅&インテリアマガジン『LiVES』ライター 畑野暁子

ページの上へ

これから販売を開始する物件

用地情報募集

いままでに見た物件

最近チェックした物件

チェックした物件の資料をもらう。

最近の検索

「住宅の買い時と税の関係」住宅購入制度のお話
ポラスオリジナルローンシミュレーター
まちづくりの実績
  • ポラスが選ばれる理由
  • 安全・安心の住まいづくり
  • 直営責任一貫施工体制
グッドデザイン賞受賞
住宅販売総合部門NO.1
お客様の声
ポラス暮し科学研究所
  • 浦和レッズ応援スペシャルサイト
  • キャリア採用ページ

埼玉、千葉、東京エリアの新築一戸建て住宅はポラスまで

Page Up

COPYRIGHT [C] 2011 POLUS GROUP. ALL RIGHTS RESERVED.