そもそも「予告広告」って何?
「予告広告」とは、新築一戸建て分譲住宅やマンションの販売予告のこと。販売開始の本広告前に物件概要を告知するものです。予告当初は詳細情報が未定となりますが、人気エリアの新築一戸建て分譲住宅は販売開始とともに条件の良い物件から売れていってしまうため、物件の場所や規模などの概要だけでも早めに入手できるメリットは大きいでしょう。
近年の不動産市場の動きは早く、販売の本広告が行われてから売買の申し込み締切り、または完売までの期間が短い傾向にあります。そのため、本広告に先立って発信される予告広告は、住宅を購入したい人が希望物件をじっくり比較検討するための有用なツールとなります。販売開始の予定時期も必ず明記されるので、予告広告を上手に利用して満足できる物件選びに役立てましょう。
メリット1
予定販売価格などの情報をいち早くキャッチ
「予告広告」はあくまで「予告」であるため確定した物件販売価格は掲載されませんが、予定最多価格帯や予定の最低価格および最高価格などは記載されるケースもあります。価格帯は購入の条件に合うか合わないかの重要な判断材料になるので、早めにチェックできるのはうれしいですね。
また、予告中に販売価格が確定すると販売元の住宅会社などが情報開示する場合も。価格を含めた条件が合えば、予告広告のチラシやウェブサイトに記載されている問い合わせ窓口にアプローチしておくと、決定価格などの最新情報を営業担当者から直接入手できます。
価格がわかれば具体的な住宅購入の資金計画にも取りかかれます。もちろん、不安なことやわからないことがあれば住宅会社の営業担当者が相談に乗ってくれます。
メリット2
間取りや設備を事前に確認。内装カラーや間取りのセレクトが可能な場合も
間取りや設備が家族のライフスタイルに合っているかどうかも、住まい選びの大事なポイントです。予告広告当初は、新築一戸建て分譲住宅のイメージ画のみの掲載であっても、プロジェクトが進行すると間取りやデザイン、設備の詳細が確定していきます。更新情報は予告広告サイトにアップされるので、意中の物件は頻繁にサイトチェックをしておきましょう。
また、予告中の物件はこれから建築工事が始まる、または始まったばかりのため、新築一戸建て分譲住宅であっても間取りや内装のセミカスタマイズ的な要望が叶うこともあります。ポラスでは物件によって、壁紙などの内装カラーが選べるインテリアセレクトを用意。3LDKを4LDKに変更したい場合など、間仕切り壁の追加要望には有償で応えています。
そうしたインテリアや間取りの部分的な変更が実現できるのも、早めの物件チェックで購入を決められてこそ。契約のタイミングが遅ければ当然工事が進んでいますから、小さな変更も難しくなります。価格だけではなく、より希望に合った住まいの中身を手に入れる方法としても、予告中の物件チェックは欠かせないことがわかります。
メリット3
基礎や構造の工事など、気になる建築工程も確認できる
完成前の物件なので、工期によっては住宅の基礎や構造を目で見て確認することができます。工事の様子を眺めるだけなら、予告広告に案内のある建築現場を訪れてみるのもいいでしょう。
見るだけではなく工事の内容を詳しく知りたい人は、やはり予告広告に掲載のある問い合わせ窓口へ事前に連絡を。要望に応じて住宅会社の担当者が現地を説明しながら案内してくれます。
住宅完成後では見ることのできない構造躯体などを直接確認できるのは、工期を事前に把握できる予告物件ならではの特徴。新築一戸建て分譲住宅の建築工程をぜひチェックしたいという人は、予告広告の情報を生かして早めに住宅会社へ問い合わせすることをおすすめします。
メリット4
人気のモデルハウス見学会や事前説明会の案内も優先的に
予告広告を見て住宅会社などへ早めに問い合わせをするさらなるメリットは、モデルハウス棟の完成見学会や物件事前説明会の案内をいち早く受けられることです。
人気エリアの新築一戸建て分譲住宅は競争率が高く、販売開始のタイミングを逃したり購入の決断が遅れたりすると、希望の物件が他で成約済みになってしまうことも。一方で、資金計画を含めて予告中にじっくり検討できていれば、販売開始時には購入の是非をすみやかに決断することができるのです。
予告広告の活用と早めのアプローチによるメリットを見てきましたがいかがでしたか。広告で物件の概要をチェックしたら、建築エリアや価格帯など、自分たちの希望や条件に合うかどうかを検討してみましょう。そして、気になる新築一戸建て分譲住宅があれば、あれこれ考えるより問い合わせ窓口へアプローチを。予告当初は発表されていなかった価格やプランなどの最新情報を、営業担当者を介してタイムリーに入手でき、条件の再整理も進められます。余裕のある検討期間を得ることで、販売開始時には自分にとってベストな選択と決断ができるはずです。