全ての工程に責任をもつポラス独自の一貫施工体制
住まいが完成するまでには、研究開発・企画・設計・資材調達・加工・施工・販売・アフターなど、数多くのプロセスがあります。各工程を「下請業者に丸投げ」するのが住宅業界の一般的な手法でしたが、従来のこの仕組みに疑問をもち、ポラスでは全ての工程において自社で責任をもって管理・チェックする「一貫施工体制」を業界に先駆けて構築しています。この体制により各プロセスの責任の所在を明確にすることで、住まいのハード・ソフトの両面に高いクオリティをもたらし、お客様に「安心と信頼」をご提供しています。
1.人材育成
人材育成こそ、
一貫施工体制に不可欠な要素です
木造住宅における高い技術と知識を持つ技術者は減少傾向にあります。ポラスでは、高い技術をもつ人材を社内で養成するために、1987年「ポラス建築技術訓練校」を設立しました。ここで養成した人材は社員大工としてポラスの施工・管理を行っています。ポラスの木造建築を担う確かな知識と高い技術をもつ日本トップレベルの技術者を数多く輩出し、現場で活躍しています。(卒業生は690名を超えています。)
ものづくりにおける青年技能者のレベルを競う「技能五輪全国大会」建築大工部門で11年連続入賞。ポラスの大工の実力は全国トップレベルで、各方面から表彰されています。
2.研究・開発
ポラスのテクノロジーを支える
「ポラス暮し科学研究所」
木造住宅を主体とした研究開発を行う研究所として、1991年「ポラス暮し科学研究所」を設立しました。ポラスのシンクタンクとして専門研究スタッフ陣と業界最大級の実大実験なお高度な研究環境を整え、耐震性能や室内環境・デザイン性の向上を図るための様々な研究開発を行っています。特に構造分野では「耐震性」と「自由な間取」を両立させるために、屋根の強度を確保し、勾配天井や広い空間を確保する「ラフターロック」(2004年グッドデザイン賞受賞)や、独自のデザイン耐力壁「クリスタル・マジック」(2008年グッドデザイン賞受賞)など、接合金物や床組みに至るまであらゆる開発を行っています。
2012年、2016年にはその研究成果が評価されて、研究所職員が「博士号」を取得しています。
3.敷地調査・地盤改良
地域の地盤を知り尽くしたポラスは、
地震に強い基礎づくりを行います
住まいは土地と一体化したもの。いかに耐震性に優れた躯体であっても、地盤状況を知らなければ長期にわたって安心・安全な暮らしをお約束することができません。ポラスは地域密着の住宅づくりにこだわる続け、地域内におけるエリア地盤調査を実施。スウェーデン式サウンディングをはじめとする様々な手法により、一棟ごとに地耐力、土質、地下水などの地盤状況を綿密に調査し、これまでに63,000件(2017年7月現在)を超えるデータを蓄積してきました。収集したデータを経験豊かな専門知識をもって分析し、軟弱性などの課題が認められた地盤に対してソイルセメントコラム工法(柱状改良)など、地盤状況に最適な工法で地盤改良対策を事前に講じ、強い躯体を支えるための堅牢な地盤を実現しています。
4.設計・構造計算
~ポラスは木造2階建でも全棟、構造計算を実施しています~
ポラスでは建築基準法では免除されている木造2階建てにおいても、ポラスでは全棟構造計算を実施し、優れた耐震強度を確保した設計に基づいて施工しています。構造計算とは、建築物を設計する際に、地震、台風、積雪など自然の外力を受けた際の安全性を計算するものです。基礎の寸法や配筋、耐力壁の量や配置、柱や梁の大きさを建築物の規模や仕上げの種類などの条件を基に、一定の計算式により求められます。耐震強度をしっかりと確保しながらも、一棟一棟ごとの土地・条件にマッチした優れた居住性・快適性・デザイン性を備えた間取設計を提供しています。
5.木材加工
~ポラスの骨組みは、日本最大の生産能力を持つ高精度なプレカット工場から~
ポラスの住宅の品質を支えているのが、生産量と高品質・高精度において日本一のプレカット工場です。ポラスでは最新鋭のオリジナル加工機を開発し、コンピュータ制御によってすべての木材を高精度に機械加工していきます。横架材(おうかざい)の加工は「二卵性並列式ツインターボ」と命名された並列加工方式を採用し、一つのユニットが詰まったとしても他方はその影響を受けず、従来の3~4倍の生産能力を有します。また、「多棟木拾い装置」は、従来のフォークリフトに代わるスピーディに各加工機へ木材を送る世界初の装置です。オリジナルで開発した「多機能木口加工機」や「5軸加工機」は、3次元曲線でも±0.5mmの誤差範囲に抑えられた高精度・高品質な加工精度を実現しています。
6.基礎工事
~地域の地盤を知り尽くしているからこそ作れる強い基礎~
ポラスは63,000件(2017年7月現在)を超える調査実績があるからこそ、強い基礎が作れます。鉄筋の太さやコンクリートの厚さを確保しただけでは、大地震に対し万全な基礎とは言えません。ポラスでは割栗石を敷き詰めた上に防湿フィルムを張り、地中からの湿気を防ぎます。その上に200mmピッチで鉄筋を網目に組み、ベース部分は170mmに、基礎立ち上がり部分は150mmでコンクリートを流し込み、大地と一体化したベタ基礎を標準的に装備。さらに地震の力が集中する基礎角部分にコーナーハンチを打ち込むことにより耐震抵抗力をさらに強化しています。
7.施工
~社員大工の確かな技術により高品質の施工を行います~
木造建築のエキスパートである工事の現場監督は、工程管理・職人手配・現場の施工状況などあらゆる工程の管理を行います。さらに見えない構造部分の施工は、日本一の技術をもつ人材を輩出するポラスの訓練校で学んだ確かな技術をもった社員大工が行うことで、高品質は住まいづくりが実現しています。工事中は少なからず、近隣の方にご不便をお掛け致しますので、建築現場においては「裸足で歩ける現場」を実現し、安全確保はもとより清潔・清掃を徹底し、現場に携わる全ての関係者が近隣の方々へのご挨拶を徹底することで良好なコミュニケーション環境を醸成することで、少しでもご負担の軽減に努めています。
8.資材内外装
~お客様が求めるモノ、お客様にとって最高なモノを世界中から調達しています~
今日の日本においては、ほとんど全ての業界が供給過剰に陥っています。こういった時代だからこそ、ポラスでは「お客様が何を求めているのか」「お客様にとって最高なモノは何か」を追求し、より良い資材や設備を世界中から仕入れています。こういった資材を直接仕入れることによりコストを抑える資材調達機能をもっています。また、各建材メーカー、設備メーカーとタイアップしてオリジナル商品を開発し、地域密着型経営を活かし限定されたエリアで大量仕入れすることで無駄な輸送コストを抑え、高品質で低価格な商品開発が実現しています。
9.品質検査
~ポラス独自の厳しい設計・施工基準の順守を徹底~
ポラスではより優れた住宅品質・性能を追求するために、建築基準法だけでなく、同法の規制水準をはるかに超える厳しい内容の独自の設計・施工基準を社内で定め、設計から施工に関わるすべてのスタッフ・職人による遵守を徹底しています。まず第1段階として担当ごとの施行者(大工など)がチェックを行う「自主検査」、次に第2段階として現場監督が項目ごとにチェックを行う「監督自主検査」、最後の第3段階として品質検査課が建物の保証を行うために各項目をチェックします。つまり三重に品質チェックを行うことで入念な検査を行い、良質な商品の提供を実現しています。
10.アフターサービス・メンテナンス
~いつまでも安心して住み続けて頂くために専任社員が責任をもって担当します~
ポラスでは1969年の創業以来、「お客様第一主義」という経営理念のもと、お引渡後のアフターメンテナンスこそが最重要だととらえ、万が一問題が発生しても1時間程度で担当が駆けつけられる地域密着型経営を実践しています。定期点検を業者に委託するメーカーが多い中、ポラスは社内認定を受けた専任社員が、お客様カルテに基づいて3ヵ月、1年、2年、5年、7年、10年の定期点検を実施します。さらに10年目に点検を受けて頂き、必要な補修工事などを実施して頂くと躯体保証がさらに10年保証が延長されます。(※10年点検にはお客様による費用負担が発生致します。)いつまでも末長く安心して住み続けて頂くために、ポラスはご入居後にも全力でお客様をサポート致します。
11.カスタマーセンター
~ポラスを取り巻くお客様から最大の信頼を得ることで、ポラスファンの輪を広げていきます~
ポラスグループではお客様からのお問い合わせにいつでも対応できるよう、24時間365日、お電話を受けられる体制を整備しました。
アフターメンテナンス部門と連携をとりながら、お客様の大切な住まいのトラブルに迅速に対応致します。また、日々サービスの品質向上をめざし、ご入居後2ヵ月後と1年後にアンケートを実施し、お客様の声に耳を傾け、よりお客様にご満足して頂けるサービスをご提供するために、お客様から寄せられた貴重なご意見は商品開発や社員教育にフィードバックされています。さらにポラスでご契約いただいたお客様に対して、暮らしに役立つ情報の配信をはじめ各種クーポンのご提供、ご家族で楽しめる各種イベントを企画するなど、ご入居後もポラスとの交流に参加して頂くことで、ポラスとのきずなを深めて頂いています。