その小径は街の中にあって、けれどまるで森の中にいるよう。立ち並ぶ木々や足元を彩る花々に囲まれながら、そこにはいつも誰かの姿がある。元気に遊ぶ子ども。楽しくおしゃべりする街の人々。「行ってらっしゃい」と見送られ、「おかえり」と迎えてくれる。朗らかな声に引き寄せられ、ついとどまってしまう場所。家に帰るのではなく街に帰る。そう思わせてくれる、ステイパスのある街。