『ゆれにくい街』鎌ヶ谷って?
その住みやすさや魅力を解説
千葉県の北西部に位置する鎌ヶ谷市は、県庁所在地である千葉市から約20Kmほどという立地から千葉県都市部や東京への通勤する人が多く、ベッドタウンとしてにぎわっています。
市が『ゆれにくい街』として打ち出していることも特徴である鎌ヶ谷市ですが、住みやすさはどうなのでしょうか。
今回は鎌ヶ谷市の住みやすさや魅力を、様々な観点からご紹介します。
1. 鎌ヶ谷とはどんな街?

千葉県鎌ヶ谷市は船橋市などと隣接しており、都心にも近いその立地から冒頭でも述べたようにベッドタウンとして多くの人が暮らす街です。
約11万人ほどの人口を有しており、特に新鎌ヶ谷駅周辺は住宅地として発展しています。
海上自衛隊下総航空基地や陸上自衛隊の松戸駐屯地があることでも知られ、自衛隊員も多く暮らしています。
縄文時代の貝塚が発見されていたりと、歴史も深い街である鎌ケ谷市。
そんな鎌ヶ谷市の大きな特色のひとつとして市が周知を進めているのが、「ゆれにくい街」だということです。
1-1.『ゆれにくい街』鎌ヶ谷
鎌ヶ谷市は、千葉県作成のゆれやすさマップにて都心に近い県の北西部の中でも比較的ゆれにくい地域とされており、このことを周知するためにロゴマークを制定するなどの取り組みを行っています。
また鎌ヶ谷市は標高が約13m〜28mと近隣の市と比べて高い場所にあり、地震による海面上昇時も水没しにくいとされています。
「縄文海進」と呼ばれる5,500〜1万年前に東京湾深く海水が入り込んだ災害の際にも水没しなかったという記録が残っており、ゆれにくく水没しにくい、災害時に安心できる街だと言えるでしょう。
地震の多い日本の生活では、非常に良いポイントですね。
2. 鎌ヶ谷の住みやすさ
「ゆれにくい街」として安心して暮らせることはもちろん、鎌ヶ谷にはほかにも様々な魅力があります。
市が5年ごとに行う市民意識調査による結果では「鎌ヶ谷市に住み続けたい」と感じている人が大体7割ほどと多く、住みやすい街だと言えるでしょう。
【鎌ヶ谷市への定住意識】

鎌ヶ谷市はなぜ、住みやすい街とされるのでしょうか。
住環境に関わる主な魅力としては、以下のようなものがあります。
2-1. 交通アクセスの良さ
まずは、都心にも通勤・通学しやすいとされる交通アクセスの良さです。
鎌ヶ谷市内には、次のような路線が運行しています。
【京成電鉄】
路線名 | 鎌ヶ谷市内の駅 |
成田スカイアクセス線(成田空港線) | 新鎌ヶ谷駅 |
【新京成電鉄】
路線名 | 鎌ヶ谷市内の駅 |
新京成線 | くぬぎ山駅・北初富駅 ・新鎌ヶ谷駅 ・初富駅・鎌ヶ谷大仏駅 |
【北総鉄道】
路線名 | 鎌ケ谷市内の駅 |
北総線 | 新鎌ヶ谷駅 |
【東武鉄道】
路線名 | 鎌ケ谷市内の駅 |
東武野田線 (東武アーバンパークライン) |
鎌ヶ谷駅・新鎌ヶ谷駅 |
すべての路線を新鎌ヶ谷駅が通っており、鎌ヶ谷市の交通の中心となっていることが分かります。
成田スカイアクセス線で浅草には直通で30分ほど、東武アーバンパークラインから総武本線へ乗り換えることで東京駅にも45分ほどで到着します。
県内の主要駅へのアクセスも良く、船橋駅には東武アーバンパークラインで10分ほど、同じ東武アーバンパークラインで柏駅にも11分ほどで行くことができます。
また成田スカイアクセス線を利用して、成田空港にも乗り換えなしで40分ほどでアクセス可能です。
県内の移動や都心への移動はもちろん、旅行など海外へ出かける場合にも便利ですね。
2-2. 生活に便利な施設が集まっている
特に中心となる新鎌ヶ谷駅周辺は、住民も多く買い物などに便利な様々な施設が集まるエリアです。
駅周辺には2つの大きなショッピングモールがある他、さまざまな専門店が立ち並ぶなど、買い物には困らないでしょう。
市役所も駅から徒歩5分ほどの所にありますので、用事のためにあちこち回らなくて済むというのもポイントですね。
2-3.果物の生産が盛ん

鎌ケ谷には自然豊かな風景も多く、緑を活かした公園などが多くあります。
また、果物の生産が盛んなのも特徴です。
鎌ケ谷ではナシや桃、ぶどう、ブルーベリー、苺など多くの果物が栽培されており、特にナシは、鎌ケ谷市の特産品として知られます。
この地域で江戸時代の末期から育てられており、現在も主要な農産物となっています。
各地に点在する様々な果物の農園ではフルーツ狩りなども行われていたり、直売で新鮮なフルーツを購入できるなど、旬の果物が身近に楽しめるのも、鎌ケ谷の魅力の1つではないでしょうか。
また農園が多くあることが緑溢れる風景をつくり上げており、心地よいのどかな空気を感じることができますね。
3. 鎌ヶ谷の治安
住みやすさを決めるひとつの重要な要素として、治安の問題があります。
鎌ケ谷市は果たして治安のよい地域なのでしょうか。
まずは、鎌ケ谷市の令和4年から振り返って過去10年間の犯罪認知件数の推移を見てみましょう。
平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 |
1,399 | 1,214 | 1,089 | 970 | 759 | 827 | 716 | 592 | 577 | 516 |

10年前の平成25年には1399件であった犯罪認知件数は、令和4年には半数以下である516件まで減少しています。
グラフで見ても徐々に減少傾向であることが分かり、治安はどんどん良好になっていると言えます。
市では安心のまちづくりのために夜間のパトロールや適切な防犯カメラの利用、移動鋼板者の巡回など様々な取り組みを行っており、犯罪件数減少は少なからずこういった取り組みに基づくものでしょう。
子どもの見守りカメラや登下校時のパトロールも実施されているため、子どものいるご家庭でも安心ですね。
4. 子育て世帯にもおすすめ
ご紹介したような豊かな自然や治安の良さもファミリー層におすすめな要因となりますが、鎌ケ谷市は子育て支援にも力を入れており、平成27年度より保育園と放課後児童クラブの待機児童ゼロを継続しているなど、子育て世帯にもおすすめのエリアです。
助産師や保健師、栄養士、歯科衛生士、保育士など、子どもに関する様々な分野の専門家が市と連携し妊娠中から育児までのサポートを行う取り組みを行っており、出産前のアドバイスから出産後の訪問まで、しっかりとサポートしてくれます。
また市が運営する応援サイト「かまっこ応援団」での積極的な情報発信など、様々な支援を行っています。
また教育にも力が入れられており、小・中学校では教職員の他にサポートや専門の教員を置き、学習をサポートしています。
すべての小中学校で校舎の耐震化・エアコン設置が完了し、タブレットを用いたICT教育も進められるなど学びやすい環境が整えられているため、送り出す親御さんにとっても実際に学ぶ子供たちにとっても良い環境だと言えるでしょう。
5. 鎌ヶ谷の戸建て相場

ここまで、鎌ケ谷市の様々な魅力をご紹介してきました。
マイホーム購入などを検討する方にとって、周辺環境とともに重要なのがその価格相場です。
国土交通省による地価公示では、2024年の鎌ケ谷市の住宅地の1平方メートル当たりの平均地価は92,176円となっています。
千葉県全体の平均が114,835 円となっているため、比較的地価は低めです。
また、ポラスで実際に掲載している情報などを参考にすると、鎌ケ谷市の新築一戸建ての価格は3LDKで約3,000万〜4,000万円ほどが相場と言えるでしょう。
もちろん、細かなエリアやこだわりによっても幅がありますが、その利便性の高さや住みやすさの割に東京近郊のエリアの中では地価が低めなのもうれしいですね。
実際の戸建て情報をご覧になりたい方は、ぜひ以下のページをご参考ください。
6. 鎌ヶ谷での家探しはポラスへ
フルーツ栽培が盛んで、自然豊かな風景が楽しめる千葉県鎌ケ谷市。 千葉県内や都心へのアクセスも良く住みやすい街ながら、地価が比較的低いのがうれしいポイントです。 子育てや教育にも力が入れられているため、子育て世代には特に良いエリアですね。 この記事を読んで、鎌ケ谷市への居住に興味を持ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ポラスでは、心地よい暮らしを実現するための実用性とデザイン性を兼ね備えた分譲住宅をご提供しております。 お一人お一人のライフスタイルに合わせた空間を提案し、新たな生活をサポートさせていただきますので、鎌ケ谷で住宅をお探しの方はぜひポラスの分譲住宅公式ウェブサイトをご確認ください。