暮らしのコラム

2024年11月8日

「戸建賃貸はやめた方がいい」って本当?
その理由となるデメリットや注意点を解説!



マンションやアパートなどの賃貸住宅を住まいとしている方の中には、子供がいてもう少し広い家に引っ越したいなど、戸建て住宅での暮らしを考えている方もいるのではないでしょうか。

マイホーム購入のイメージがある戸建て住宅ですが、実は、中には賃貸物件として借りられる「戸建賃貸」と呼ばれる物件も存在します。

今回は、購入よりも気軽に選びやすい選択肢のひとつでもある戸建賃貸について、そのメリット・デメリットから注意点までご紹介していきます。
購入と賃貸、それぞれの特徴を理解し、ぜひ住まい選びに役立ててみてくださいね。

1. 戸建賃貸とは?

戸建賃貸とはその言葉の通り、賃貸住宅として貸し出されている戸建て住宅のことを指します。

例えば転勤などの住み替えで購入した家を使用しなくなった場合や、相続した物件・土地など、空いた物件の活用のために賃貸として利用されている住宅であり、集合住宅を借りるのと同じように賃貸契約を結び、戸建て住宅で生活をすることができます。


1-1. 戸建てに住むメリット

戸建て住宅での暮らしには、
● マンションなどと比べて間取りや広さにゆとりがある
● 騒音などの心配が少ない
● 駐車場や庭などを活用できる
といった様々なメリットがあります。

特に子どもがいてご家族の人数が多かったりするご家庭では、子どもの成長につれて手狭に感じたり、生活音や子どもの声が迷惑になっていないか気になったりということもあり、よりメリットを感じられるでしょう。

2. 戸建賃貸のデメリット

前述のように戸建て住宅には魅力が多くありますが、なぜ戸建賃貸となると「やめた方が良い」と言われてしまうのでしょうか。
その理由とされる、戸建賃貸のデメリットをご紹介します。


2-1. 希望の住宅を探しにくい

まず、そもそも戸建賃貸は物件数が少なく、希望の物件が見つかりにくいということです。
築浅が良い・駅近が良いなど希望する条件が多いと物件探しが難しいため、ある程度妥協する必要があるでしょう。

また賃貸のため、もちろんリフォームなどが自由にできるわけではないことも理解しておきましょう。


2-2. 結果的に初期費用が多くかかる

マンションやアパートなどでは敷金礼金は1ヶ月分ほどが一般的ですが、戸建賃貸ではそれぞれ2ヶ月分以上に設定されていることが多く、またその希少性から家賃も高めのため、初期費用が高くなりやすいでしょう。
これには、物件数の少なさから借り手がつきやすいことや、子どもやペットのいる入居者が多く退去費用が多くかかることを見積もったものであることなどの理由があります。

特に、転勤などで使っていない物件を借りる場合、オーナー側の住宅ローン返済もあるため月々の返済額よりも高い家賃が設定されています。
賃貸よりも戸建を購入してしまった方が、月々の支出を考えても生涯コストの面でもお得になる、ということも大いにあるでしょう。


2-3. 築年数の古い物件が多く光熱費が高くなりやすい

戸建賃貸で貸し出されている物件は元々オーナーの持ち家として建てられている物件であることが多く、新築や築浅の物件はあまりありません

築年数が比較的古い物件が多いため、気密性・断熱性などが今の物件と比べると低い場合もあり、暖房費などで光熱費も高くなりやすい可能性があります。


2-4. 庭などの管理・防犯対策は自身で行う必要がある

賃貸とはいえ戸建であるため、マンションなどのように共用部分は管理してもらえるということはなく、庭などは自身で管理する必要があります

また、戸建て住宅は大きな窓なども多く防犯面で不安がありますが、オートロックや防犯カメラなどの防犯対策もないことが多いため、オーナーに防犯カメラの設置を相談したり、センサーなどを導入したりと、安心して生活するためにはこういった対策も自身で行う必要があります。


2-5. 契約期間が限られていることが多い

マンションなどでは基本的に「普通借家契約」と呼ばれる自動更新される契約となっていますが、戸建賃貸では多くが「定期借家契約」といって、期間が定められており、その間のみの契約となります。
その家を使わない間だけ貸し出している、といったケースが多いためですね。

そのため、期間満了後も続けて住みたくても再契約できなければ引っ越す必要があり、マイホームとして長期間暮らすにはそもそも向いていないでしょう。

3. 戸建賃貸のメリットは??

ご紹介したようなデメリットから「やめた方が良い」とされる戸建賃貸ですが、もちろんメリットもあります。
メリットとして挙げられるのは、以下のような点です。


●   賃貸で戸建てでの暮らしのメリットを体感できる

●   固定資産税がかからない

●   ペットを飼える物件が多い


戸建賃貸であれば、購入しなくても賃貸という形で戸建てでの暮らしの魅力を味わうことができます。
引っ越しが多いけれど子どもがいるため戸建てに住みたい、などの場合には便利に利用できるでしょう。

また、将来的に戸建て購入を考えているという場合に一度暮らしてみて、実際の購入時の参考にする、という使い方もありですね。

4. 戸建賃貸で注意すべきこと

戸建賃貸を検討したいという方は、デメリットを知った上で事前にしっかりとチェックしておきましょう。
特に注意すべきなのは、次のポイントです。


4-1. 管理体制をチェックしておく

戸建賃貸を借りる際は、物件の管理体制がどうなっているかも確認しましょう。

持ち家を貸し出しており、オーナーが自ら管理している場合などでは、例えば遠方に住んでいるため問題があったときに対応が遅くなりやすかったり、どこまでがオーナーに修繕義務があるのか曖昧であったりといったトラブルが起きることも考えられます。
できれば、プロの管理会社に管理が委託されている物件を選ぶと安心できますね。


4-2. 維持費を考慮する

デメリットでも挙げたように、戸建賃貸では築年数が古いことや間取りの広さから光熱費などが高くなる可能性があります。
マンションなどと比較すると、そもそもの設備のグレードが高いことなども理由のひとつですね。

そのため、家賃のみを考えていると維持費が思ったよりかかり支払いが負担になることもあります。
予算は、維持費も考慮して決定しましょう。


4-3. デメリットを超えるメリットがあるか考える

「やめた方が良い」と言われてしまうのにはそれなりの理由があり、デメリットをきちんと理解していないと後悔してしまう可能性もあります。

自身の状況やライフスタイルに合うかどうか、デメリットを超えて戸建賃貸を選ぶメリットがあるかよく考えて選択肢を広げましょう

まとめ

今回は、戸建賃貸が「やめた方が良い」と言われるその理由や注意点を詳しくご紹介しました。
戸建賃貸のデメリットはネックだけれどやっぱり戸建てでの暮らしがしたい!という方は、生涯コストを考えて購入を視野に入れるのもおすすめです。

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