暮らしのコラム

2025年9月12日

1. 太陽光発電などの創エネで家庭の消費エネルギーをまかなう家

毎年のように繰り返される夏の酷暑。地球温暖化の影響をひしひしと実感する人も多いことでしょう。

現在、世界規模で環境対策の取り組みが進んでいます。日本でも2014年4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」で、「2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」と定められました。

ZEHとは、「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」のこと。「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。太陽光発電などで創るエネルギーによって、家庭で1年間、消費するエネルギーの量を実質的にまかなうことを目指します。

ZEHが日本の住宅のスタンダードになれば、火力発電など化石燃料による発電に依存する面が軽減され、CO2の排出を抑える効果があると期待されています。

2. ZEHを実現するための4つの条件とは

ZEHを実現するためには、
・太陽光発電など創エネ設備の設置
・効率化された省エネ設備の導入
・省エネ効果を高める高断熱・高気密の躯体
といった条件が必要になります。

住宅の断熱性能については、これまで「省エネルギー基準」が設けられていました。現在はさらに「ZEH基準」が新しく定められ、以下の4点をクリアした住宅がZEHということになっています。

強化外皮基準(UA値)が0.4~0.6以下
屋根、壁、窓などの外皮からの熱の出入りを抑えるため、住宅の断熱性能を示すUA値(外皮平均熱貫流率)が、地域区分に応じて0.4~0.6以下であること。

基準一次エネルギー消費量を20%以上削減
高効率な設備システムの導入によって、冷暖房、換気、給湯、照明などの設備によるエネルギー消費量を、基準値から20%以上削減すること。

再生可能エネルギーの導入
太陽光発電システムなど、再生可能エネルギーを導入すること。

基準一次エネルギー消費量が実質ゼロ以下
上記3つの基準を満たすことで、年間の一次エネルギー消費量の収支を実質的にゼロ以下にすること。

3. ポラスの分譲住宅もZEH仕様を導入

こうした国が推進するZEH化の流れに対応し、ポラスの分譲住宅でもZEH仕様の断熱性能の物件がつくられるようになっています。

もともとポラスでは、住宅性能を重視した家づくりに取り組んでおり、全棟で構造計算(許容応力度計算)を実施。断熱性能についても、高いレベルの仕様を標準としています。
※断熱性能:断熱等性能等級5以上および一次エネルギー消費量等級6(言い換えるとフラット35S金利Aプランの省エネルギー基準)。当社ではこちらを基準としております。

近年では、
「Colaris 浦和美園」(埼玉県さいたま市)
「ミライネス柏の葉キャンパス」(千葉県柏市)
「カーマビスタ南鳩ヶ谷」(埼玉県川口市)
「ミンクス桶川」(埼玉県桶川市)
などのZEH水準の断熱性能を持つ物件も人気となっています。

ポラスの分譲住宅では、ウェブサイトを通じて見学予約できる物件を検索することができます。立地や性能、価格など、求める条件に適した住宅をぜひ探してみてください。

見学当日には、要望や条件に合った他の物件をご紹介できる場合もあります。
また、Webサイト内の見学予約フォームにご記入いただいた内容は、当日ご案内する営業担当者に共有されることがありますので、質問や要望をあらかじめ書いていただけると、当日のご案内がよりスムーズになる可能性があります。
見学前には来場予約をしておくことをおすすめします。

4. ZEH基準の住宅購入には、補助金の利用も

ZEH基準を満たす住宅の場合、太陽光発電や省エネ設備、断熱仕様などの分だけ、どうしてもコストアップすることになりがちです。

しかし、外気温に影響されにくい建物で効率よく冷暖房を使用することができるので、大幅に光熱費を下げることが可能なのは大きなメリット。さらに蓄電池を導入して、昼間に太陽光で発電した電力を蓄えることができれば、万一の停電でも安心。自然災害に強い家になります。

また断熱性の高い住宅では、室内の温度が均一に保たれるため、健康的に暮らすことができます。温度の急激な変化に血圧が乱される「ヒートショック」のリスクも小さくなります。

国もZEHを推進するため、毎年のようにZEH水準の住宅の購入・リフォームに対して補助金を用意しています。メリットの大きいZEHをお得に購入することができる可能性があります。

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