暮らしのコラム

2021年9月9日

資産価値を見極めて買った方がいい理由

住宅を購入する理由として多いのが「賃貸住宅の家賃を払い続けるのがもったいない」というものです。確かに、家賃は手元のお金が出ていく一方なのに比べ、購入した住宅は自分の所有物として残ります。しかし、中には年月の経過とともに資産価値が下がってしまう住宅もあります。例え購入時に人生の終わりまで住み続けるつもりでも、思いもしないアクシデントで売却を余儀なくされる可能性はないとは言い切れないので、資産価値の高い住宅を購入しておくに越したことはありません。また、幸いにもずっとそこに住み続けることができたときには、子や孫の世代への引き継ぎが発生します。負担と思われず、喜んでもらえるような状態で引き継ぎたいものです。

最も資産価値を左右するのは立地条件

戸建て住宅の場合、資産価値にもっとも影響を及ぼすのが立地条件です。駅に近いなどの地の利が良い、生活しやすい環境で雰囲気も良いといったエリアは人気が落ちにくく、常に求める人がいるので不動産としての価値が下がりにくいと考えられます。ただし、気に入って長く住み続ける人が多いため、売りに出される物件数も限られており、値段も高め。購入は至難の業となります。

 

まちづくりに配慮された分譲地を選ぼう

限られた予算の中で、立地条件の範囲を広げざるを得ない場合、他に資産価値を高める要素にはどんなものがあるのでしょうか。そのひとつは、分譲地の雰囲気です。そこを開発する住宅会社がまちづくりへのポリシーや理想をもっているかどうかが、分譲地の雰囲気に大きな影響を及ぼします。街区の設計や、住宅の外観と外構デザインとの統一感やバランスなどには「いい街づくりに力を入れているか」が表れます。また、外構に植栽を多く植えると、それだけで落ち着いた親しみやすい雰囲気が出てくるものです。街区全体にぬくもりを感じさせる雰囲気があると、それを好む人が購入する傾向があり、価値観の近い人同士は打ち解けるのも早いため、地域コミュニティが形成されやすく、住心地も良くなると考えられます。自分の家だけでなくコミュニティへの愛着が芽生えれば、必然的に外回りの掃除や手入れも行き届き、街の魅力が育ちます。それが不動産としての価値にもつながる好循環が生まれるのです。

敷地の形状や建物のデザイン、間取りは?

一戸単位でみると、日当たりや接道条件がよく、クセのない整形地であることは、「売りやすさ」という点でポテンシャルが高いといえます。さらに、資産価値を左右するのが「ウワモノ(建物)の価値」。耐震性や断熱・気密性といった、後から直すのが難しい性能の部分は外せません。そして、奇抜でないデザインや汎用性のある間取りであることも、売却時にいい値がつくポイントになります。

 

建てた住宅会社の中身も重要なファクターに

また、「どんな会社が建てた住宅か」も買う人にとっての判断材料になるでしょう。「あの会社なら安心」と思えるような要素があれば強みになります。特に、長年地域に根を張って展開している実力の伴った住宅会社であれば口コミ情報も多く、信頼性も得られているでしょう。アフターサポートのしっかりしている会社であることも大切な要素。定期点検や不具合が出る前の先取りメンテナンスが行われていれば、建物の劣化は抑えられ、新築当初の性能も長く保たれます。また、メンテナンスやリフォームの記録がしっかりと残っていることも大切なので、そうしたサービスをきちんと行っている会社が望ましいです。
分譲住宅を探すとき、まずは無理のないローン返済計画で家族が幸せに暮らせることが大前提。その上で、できる限り良い立地、分譲地全体の雰囲気、建物の性能、しっかりした住宅会社が建てたどうかも検討材料に入れ、将来に渡って資産価値が下がらない住宅の購入を成功させてください。

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