暮らしのコラム

2022年7月7日

暑い時期だから実感できる建物の断熱性能

年々厳しくなる猛暑。外出を控えたくなるところですが、実は建物の断熱性能を確認するには絶好のチャンスでもあります。近年は地球規模の環境問題を考慮して、世界的にCO2削減を目指す方向にあり、住宅業界でも気密・断熱性を高め、省エネ化を推進する流れにあります。

分譲住宅においても高気密・高断熱、省エネ性能をアピールする物件が数多く見られるようになりました。購入を検討している分譲住宅が本当にうたい文句通りの性能があるか、実際に内見に足を運んで、室内の環境を体験してみることをお勧めします。

内見時に気を付けたい断熱性能のチェックポイント

モデルハウスの場合は、朝早くからエアコンを効かせている状態になっているはず。それでも以下のようなポイントがチェックできます。

・室内のエアコンの設置台数。建物が高性能であるほど台数は少なくて済みます。外回りを見て、室外機の数を調べてみるのもいいでしょう。
・エアコンの設定温度に対して、各室の室温が何度になっているでしょうか。建物の性能が高ければそのギャップは小さいはずです。
・家の中を歩き回ってみましょう。エアコンの冷気が届きにくい玄関土間やキッチンの勝手口、2階の納戸などは、性能の低い建物では熱気がこもっているものです。
・南側、西側の窓は熱の入り口になります。窓やガラスの性能が低いと、そばに寄るだけで明らかに熱気を感じるはずです。

内見時には、デジタル式の小型の温湿度計を持参すると便利です。各室の気温、湿度がひとめでわかります。ノートに記録しておくと、ほかの候補物件とも比較することもできます。

家の外まわりや立地環境でも夏の快適性は変わります

室内をひと通りチェックしたら、家の外まわりもぐるりと一周してみましょう。家にどのくらいの日差しが当たるのか、可能であれば午前中、正午と夕方、それぞれチェックすると、夏季における庭やカーポートの使い勝手などもイメージできます。

西日や南からの直射日光は、窓付近に植栽を配したり、すだれやオーニングを設置することでかなり軽減することができます。購入後、そうした工夫ができそうか、家の外まわりりの状況も確認しておきたいものです。

また、敷地周辺の環境もチェックポイントのひとつ。夏の暑さの中、最寄り駅から実際に歩いてみることをお勧めします。ちょっと座って休憩できる場所はあるか、立ち寄って涼める店舗はあるか、水分補給できる飲料水の自動販売機はあるか、など物件購入後の暮らしのイメージを深めてみるといいでしょう。

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