一戸建てでは毎月どれくらいお金がかかる?
維持費の内訳と節約ポイントをご紹介
- ― 目次 ―
- 01 | 1. 一戸建てでの暮らしには様々なお金がかかる!
- 02 | 2. 毎月の各維持費の金額シミュレーション
- 03 | 3. 一戸建てとマンションの維持費の違いは?
- 04 | 4. 維持費を節約するポイント
- 05 | まとめ
マイホーム購入を考えている方にとって、お金に関する疑問はつきものではないでしょうか。
購入時はもちろん、住宅ローンや各種維持費など購入後も様々なお金がかかりますが、果たして毎月どれくらいお金がかかるのでしょうか。
そこで今回は、一戸建てでの暮らしに毎月どれくらいのお金がかかるのか、シミュレーションを交えてその内訳をご紹介します。
節約のポイントも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 一戸建てでの暮らしには様々なお金がかかる!

マイホームを購入し、一戸建てでの暮らしをスタートしてからも、住宅ローンや光熱費、税金など、毎月様々なお金がかかります。
まずは、どのようなお金がかかるのかその内訳を見ていきましょう。
1-1. 住宅ローン
一戸建ては、住宅ローンを組んで購入する方が多いでしょう。
そのため、まず住宅ローンの返済が生じます。
月々の返済額は、もちろん購入した家の金額と借入期間、金利によって異なります。
住宅購入の際には、次からご紹介するような維持費もかかるということを考慮したうえで月々の返済額の予算を考えると、無理なく返済していけるでしょう。
1-2. 固定資産税・都市計画税
住宅を購入し土地や建物の所有者となると、固定資産税、市街化区域内であればさらに都市計画税といった税金がかかります。
これらは毎月支払うというわけではなく、基本的に毎年発生するものになります。
税金の額は、それぞれ次のような計算式で算出できます。
都市計画税 = 課税標準額 × 0.3%(自治体によって変動あり)
住宅の場合課税標準額は建物の評価額と土地の評価額を合わせたものになりますが、「住宅用地の軽減措置」といった特例措置が適用できるため、土地評価額は更地の場合より安くなりますね。
1-3. 保険料
住宅には、火災保険や地震保険といった保険料もかかります。
火災保険の加入は住宅ローン借入の条件となっているため必須と言ってよいものですが、火災はもちろん、地震大国である日本では安心のため地震保険も同時に加入しているという人が多くいるでしょう。
契約は年単位となりますが、1年など短い期間で契約するよりも5年・10年といった長期の契約で一括払いにすると、価格を抑えることができます。
1-4. 光熱費
生活していく上では、電気やガス・水道など光熱費ももちろんかかりますね。
総務省が発表している家計調査報告では、令和5年度の2人以上世帯の水道光熱費の平均は23,855円とされています。
もちろん、人数や使用する時間・量によっても大きく変化しますので、あくまで目安としておくと良いでしょう。
1-5. メンテナンス費用
これまでご紹介した各種費用は定期的にかかるものですが、10年に一度など、外壁の塗装などメンテナンス費用も一戸建てでは自分たちで支払い、計画的に行っていく必要があります。
また、築年数が経ってくると水回りや設備の故障など、修理・修繕が突発的に必要になることもあるでしょう。
どの程度の規模かにもよりますが、場合によっては一度のメンテナンスで100万円以上かかることも珍しくないため、日ごろからそのために費用を積み立てておくことをおすすめします。
2. 毎月の各維持費の金額シミュレーション
それでは、維持費が実際にどの程度かかるのかを、項目ごとにまとめてシミュレーションしてみましょう。
まず、ローン以外で定期的にかかるお金です。
月額 | 年額 | |
固定資産税・都市計画税 | 約12,000円 | 約15万円 |
保険料 | 約8,000円 | 約10万円 |
水道光熱費 | 約24,000円 | 約30万円 |
合計 | 約44,000円 | 約55万円 |
ここに、例えば3,000万円の借り入れを30年ほどで行うローンであれば、金利も含め毎月約12万円ほどの支払いが必要になります。
メンテナンスが重なった年などは、年間で考えると200〜300万円以上が住宅の維持費にかかることも考えられるでしょう。
3. 一戸建てとマンションの維持費の違いは?

マイホーム購入には、マンションという選択肢も存在します。
マンションと一戸建てでは、その維持費に違いはあるのでしょうか。
まず、マンションはその構造などから不動産評価額が高く、一戸建てよりも固定資産税が高くなることが多いでしょう。
また、マンションではメンテナンスや将来の修繕費を毎月積み立てておき、そこから費用が賄われるという違いがあります。
自身で一度に出費するか毎月積み立てておくかという違いであり、最終的な費用には違いはそれほどないでしょう。
月々の管理費などもあり、基本的には一戸建てよりもマンションの方が維持費が高くなりやすいと言われていますね。
4. 維持費を節約するポイント
これまでご紹介したように、一戸建てには様々なお金がかかり、年額に換算すると大きな出費となります。
そのため、できる限り維持費は節約しておきたいところですよね。
ここでは、維持費節約のポイントをご紹介します。
4-1. 省エネ・断熱設備の整った住宅にする
断熱設備が整っており、気密性に優れた省エネ物件では、冷暖房設備を効率的に使用することができ、光熱費を抑えることができるでしょう。
また、初期投資として太陽光発電を行える設備などを導入しておくのもおすすめです。
その分費用はもちろんかかりますが、長期的な目線で見ると光熱費の節約につながり、メリットの方が大きいでしょう。
4-2. メンテナンスを早めに行う
メンテナンスは、作業の規模が大きくなればなるほど多くの費用がかかります。
そのためこまめにメンテナンスを行い、初期のうちに修繕を施すことで大きな修理を未然に防ぐことにつながって、総合的に安く済むでしょう。
4-3. 税金の軽減措置などを利用する
新築住宅を対象とした措置や住宅用地の特例など、一戸建ての購入時には適用できる固定資産税の軽減措置がいくつかあります。
固定資産税は大きな出費となりますので、しっかりとこういった制度を利用して節約していきましょう。
4-4. 耐火・耐震に優れた住宅にする

火災保険料は、その建物の耐火性能が高いことで安くなるということも多くあります。
耐震に強い住宅では実際に自身が起きてしまった場合にも家へのダメージを抑えられるため、修復作業のコストを減らせるという点でも効果的ですね。
4-5. 住宅に合った保険を選ぶ
また、保険の内容も定期的に見直しすると良いでしょう。
火災保険などの住宅保険は補償の内容など様々な条件で保険料が変わるため、保険の内容を精査することで保険料を節約できます。
支払いが厳しく、ハザードマップなどを確認し自分の家が被災範囲ではなく問題なさそうな場合にある場合には、任意の保険は外すというのも一つの方法です。
まとめ
今回は、一戸建てでの暮らしに毎月かかる維持費について、その内訳から節約の方法まで詳しくご紹介しました。
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