第一種低層住居専用地域とは?その特徴や高さなどのルール、暮らしのメリットをわかりやすく解説
- ― 目次 ―
- 01 | 1. 第一種低層住居専用地域とは?
- 02 | 2. 第一種低層住居専用地域の特徴
- 03 | 3. 第一種低層住居専用地域での暮らしのメリット
- 04 | 4. 第一種低層住居専用地域の住宅を購入する前に確認したいポイント
- 05 | まとめ
マイホーム探しを行っている方など、住居・土地について調べているうちに、「第一種低層住居専用地域」という言葉を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
様々な用途ごとに定められた用途地域の中でも、落ち着いた環境でゆったりと暮らしたいという方におすすめなのが、「第一種低層住居専用地域」です。
今回は第一種低層住居専用地域の概要や特徴、ルールなどを分かりやすく解説しながら、第一種低層住居専用地域での暮らしのメリットをご紹介します。
住宅をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 第一種低層住居専用地域とは?
日本では、好きな場所に好きな建物を建てられる、というわけではありません。
街づくりのため、多くの土地には都市計画法により「用途地域」という土地の使い道のルールが定められています。
第一種低層住居専用地域は、そんな用途地域の一種で、戸建て住宅など、低層住居の住環境を保護するために定められた地域です。
13の用途地域の中では最も法令上の規制が厳しく、建てられる建物には様々なルールがあります。
1-1. その他の用途地域の種類
前述したように、用途地域は第一種低層住居専用地域を含め、以下のように13種類に分けられます。
| 用途地域 | 概要 |
| 第1種低層住居専用地域 | 低層住宅の良好な住環境を保護するための地域 |
| 第2種低層住居専用地域 | 主に低層住宅の住環境を保護するための地域 |
| 第1種中高層住居専用地域 | 中高層住宅の良好な住環境を保護するための地域 |
| 第2種中高層住居専用地域 | 主に中高層住宅の住環境を保護するための地域 |
| 第1種住居地域 | 住居の環境を保護するための地域 |
| 第2種住居地域 | 主に住居の環境を保護するための地域 |
| 田園住居地域 | 農業と調和した低層住宅の環境を保護するための地域 |
| 準住居地域 | 道路沿い・自動車関連施設などと住居が調和する地域 |
| 近隣商業地域 | 近隣住民が日用品の買い物などをするための地域 |
| 商業地域 | 商業などの利便性を高めるため、商業施設・駅などが集まる地域 |
| 準工業地域 | 環境悪化の危険のない工業の利便増進のための地域 |
| 工業地域 | 主に工業の利便増進のための地域 |
| 工業専用地域 | 工業の利便増進のための地域 |
2. 第一種低層住居専用地域の特徴
ここからは、第一種低層住居専用地域での建物のルールに付いてご紹介していきます。
2-1. 建てられる建物
第一種低層住居専用地域では、13種類の用途地域の中で建てられる建築物の種類が最も少ない地域です。
主に以下のような建物が建てられます。
● 住宅、共同住宅、寄宿舎、下宿
● 店舗兼住宅・事務所兼住宅(非住居部分が50㎡以下かつ建築物の延べ面積の2分の1以下)
● 幼稚園・小学校・中学校・高等学校
● 図書館等
● 巡査派出所、一定規模以下の郵便局等
● 神社・寺院・教会
● 保育所・公衆浴場・診療所
● 老人ホーム・身体障害者福祉ホーム
● 老人福祉センター・児童厚生施設(延べ面積600㎡以下のみ可)
(参考:用途地域による建築物の用途制限の概要|東京都)
2-2. 建ぺい率・容積率の制限
建てられる建物の他、建ぺい率(敷地面積に対する建物面積の割合)・容積率(敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合)にも以下のような制限があります。
| 建ぺい率 | 30%~60% |
| 容積率 | 50%~200% |
2-3. 高さの制限
低層住宅保護を目的とした地域のため、日照や風通しの確保により住環境を保護することを目的として、高さや道路斜線制限(道路に面した建物の高さ規制)などの制限もあります。
| 絶対高さ制限 | 10mもしくは12m |
| 道路斜線制限 | 20mもしくは25m |
3. 第一種低層住居専用地域での暮らしのメリット
建物への厳しい制限が設けられた第一種低層住居専用地域での暮らしには、様々な魅力があります。
そのメリットとして挙げられるのが、次のようなものです。
● 静かで落ち着いた環境で暮らせる
● 日当たりや風通しが良い
● 景観に統一感があり、子育てにも安心
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1. 静かで落ち着いた環境で暮らせる
まずは、その住環境です。
制限のとおり、その多くは低層の戸建て住宅が並ぶエリアになっています。
制限・環境にそぐわないものは建てることができないため、昼夜問わず、静かで落ち着いた環境で暮らすことができるでしょう
3-2. 日当たりや風通しが良い
第一種低層住居専用地域では、ご紹介したように高さ制限や道路斜線制限など、日当たりや風通しを遮らないよう、建物の高さに厳しいルールがあります。
今後も制限に乗っ取った建物のみが建てられるため、例えばマイホーム購入後に隣にマンションが建って日当たりが悪くなってしまった、といったトラブルもなく、日当たりや風通しの良い環境で過ごすことができます。
3-3. 景観に統一感があり、子育てにも安心
あらゆる建築制限により、ゆったりとした敷地と低層の戸建て住宅が並ぶ、統一感のある街並みが形成されやすいのも特徴です。
建ぺい率にも制限があるため、その分庭など緑を置く住宅も多く、開放的で豊かな景観が望めるでしょう。
また、住宅が多い分、基本的に住民以外の出入りが少なく、地域全体として治安が良い傾向にあります。
ファミリーが多くコミュニティも形成しやすいことや、幹線道路から離れているため交通量も比較的少ないことなど、小さなお子様のいるご家庭には嬉しいポイントが多くあるでしょう。
4. 第一種低層住居専用地域の住宅を購入する前に確認したいポイント
第一種低層住居専用地域は、ご紹介したように暮らしにぴったりのエリアです。
しかし、より快適な暮らしのためには、事前に確認しておくと良いポイントもあるでしょう。
4-1. 駅や商業施設の場所
第一種低層住居専用地域はエリアの特徴から商業施設などは建設できません。
駅や商業施設、お子様がいれば通う学校までの通学路など、生活をイメージして、事前にその場所やアクセスについては確認しておきましょう。
車で移動できる、バスなどで移動しやすい位置など、生活に不便がないかどうかは重要になりますね。
4-2. ライフスタイルに合っているかどうか
第一種低層住居専用地域は落ち着いた環境で暮らしたいという方にはぴったりのエリアですが、例えば3階建てなどの高いマイホームを探している、商業施設が徒歩圏内に欲しいなど、ご家庭のライフスタイルによっては不便を感じることもあるかもしれません。
まずは、自分や家族の目指すライフスタイルに合っているかどうかを考えてみましょう。
まとめ
今回の記事では、用途地域のひとつである第一種低層住居専用地域について、その概要や建物の建設ルール、暮らしの上でのメリットなどを詳しくご紹介しました。
戸建て住宅が多く、落ち着いた環境の第一種低層住居専用地域は、家族でゆったりと暮らしたいという方には非常におすすめです。
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