暮らしのコラム

2023年3月6日

様々なタイプの分譲住宅を知る

新築一戸建ての分譲住宅の中には、数戸の「ミニ開発」といわれる小規模のものから、数十戸もしくは100戸を超えるような「大規模分譲」まで、さまざまなタイプの立地条件があります。家を購入する際には、建物そのものだけでなく、どのような立地にあるのかということも考慮することが大切です。

大規模分譲の場合、戸数が多いため、地域まるごと開発するようなケースがよく見られます。それに対してミニ開発では、既存の街の中に移り住むといったイメージになります。それぞれメリットやデメリットがあるので、よく理解したうえで、自分たちに合った立地を選ぶようにしたいものです。

新しく整えられた環境で暮らせる「大規模分譲」

「大規模分譲」というと、整然とした街並みをイメージする人も多いことでしょう。数十戸、数百戸単位で開発される物件の場合、国土交通省における宅地開発の許可が必要で、良好な住環境を維持するための条件を守らなければなりません。そのため、明確なコンセプトでまちづくりが計画されており、比較的広い敷地にゆったりとした住宅が配置されます。日照や通風にも十分に配慮されているので、日当たりがよく快適な住環境の住戸が多く見られます。

隣の建物との間隔も計画されているため、生活音が響く、室内が見えるなどプライバシーの問題も軽減されます。幼い子どもがいる世帯でも、比較的安心してのびのびと暮らすことができるようになります。

大規模分譲地では、地域全体におけるデザインコンセプトで統一しながらも、住戸それぞれについてバリエーションを設けていることが多く、選択肢が豊富。立地条件や意匠について、自分たちの好みに合った建物を選ぶことができます。

また、同時期に大量に建築するため、建築資材を一括仕入れし、施工も効率よく進められるため、高品質な住宅でもリーズナブルな価格になりやすいというメリットも。

都市部の利便性が魅力の「ミニ開発」

国土交通省の宅地開発の許可を必要としない、いわゆる「ミニ開発」と呼ばれる分譲スタイルがあります。全体の敷地が500㎡未満、各区画の敷地面積が100㎡未満というもので、10区画未満であるケースが多いようです。

大規模分譲だと開発の許可がおりるまでに時間がかかり、着工まで半年以上を要することもありますが、ミニ開発では許可そのものが不要なので計画から着工までがスピーディー。戸別の敷地面積も小さいので「大きい家でなくてもよい」という人にはちょうどいいサイズ、価格であることも。

また、大規模分譲では広い敷地が必要になるので、郊外に展開されることが多くなりますが、全体の規模が小さいミニ開発なら、都市部の立地でも可能。利便性の高い物件を求めるならミニ開発のほうがいいかもしれません。


ただし、敷地を無駄なく、効率的に使おうとするため、建物は道路や隣家との距離が近くなりがち。生活音は伝わりやすく、火事の際には延焼しやすいというリスクも。

自分たちの生活スタイルや価値観に合った住まいを選びましょう

以上のように、大規模分譲もミニ開発もそれぞれ長所があります。子どもが幼いうちは「自然環境に恵まれた場所で育児したい」「声や音が迷惑にならない立地に家がほしい」ということで、郊外の大規模分譲の住宅を選ぶ人も多いと思います。広い庭でガーデニングやバーベキュー、車庫で車いじり、と趣味も満喫しやすいでしょう。

一方、夫婦だけの世帯のように、家は小さくてもいいから都市部の利便性を重視したいという場合には、ミニ開発のほうが向いているかもしれません。土地から購入して家を建てるより、比較的安く一戸建てを購入することも可能です。

どちらにしても、自分たちの生活スタイルや価値観に合わせて立地条件を選ぶことが大切。 ポラスでは、どちらのタイプの分譲住宅もご用意しています。迷ったときにはどうぞご相談ください。

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