ZEH水準の住宅とは?
そのメリットやZEH住宅との違い、義務化についても解説
- ― 目次 ―
- 01 | 1. そもそもZEHとは?
- 02 | 2. ZEH水準(レベル)の住宅とは?ZEH住宅との違いも
- 03 | 3. ZEH・ZEH水準は義務化される?
- 04 | 4. ZEH水準の住宅のメリット
- 05 | まとめ
省エネ基準適合の義務化や環境問題への意識の高まりもあり、省エネ性能の高い住宅は注目を集めています。
そんな中で、省エネ住宅の代表的なものとして「ZEH水準」や「ZEH」という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「ZEH水準」の住宅について、ZEH住宅と呼ばれる住宅との違いやそのメリット、また、今後のZEH水準の義務化などについても解説していきたいと思います。
1. そもそもZEHとは?
そもそもZEHとは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」を略したものです。
高断熱・高気密な住宅性能による省エネと再生可能エネルギー設備の導入による創エネにより、年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロ・ゼロ以下を目指す住宅のことを指します。
1-1. ZEHと認定されるための要件
ZEHと認定されるためには、以下の4つの要件を満たす必要があります。
● 強化外皮基準への適合(断熱等性能等級5以上)
● 一次エネルギー消費量を基準比で20%以上削減
● 再生可能エネルギー設備の導入
● 上記による一次エネルギー消費量のトータル100%以上削減
1-2. ZEHの種類
ZEHは、一次エネルギー消費量削減の割合などにより、次のように5種類に分類されます。
| ZEHの種類 | 一次エネルギー消費量削減率 |
| ZEH | 省エネによる削減率20%以上 再生可能エネルギー取得など含む削減率100%以上 |
| ZEH+ | 省エネによる削減率25%以上 再生可能エネルギー取得など含む削減率100%以上 |
| ZEH Oriented | 省エネによる削減率20%以上 再生可能エネルギー取得など含む削減率75%未満 |
| Nearly ZEH | 省エネによる削減率20%以上 再生可能エネルギー取得など含む削減率75%以上100%未満 |
| Nearly ZEH+ | 省エネによる削減率25%以上 再生可能エネルギー取得など含む削減率75%未満 |
2. ZEH水準(レベル)の住宅とは?ZEH住宅との違いも
ZEHの他に、「ZEH水準(ZEHレベル)」と呼ばれる住宅があります。
これは、ZEHの要件を完全には満たしていないものの、ZEHと同等の性能を持つ住宅全般を指しています。
例えば、ZEHと同程度の断熱性・高効率設備などを有しているもの、再生可能エネルギーが搭載されていない住宅などが含まれますね。
2-1. ZEH水準を満たす性能基準とは
ZEH水準と呼ばれる住宅は、以下のような性能基準を満たしていることが目安となります。
● 断熱性能等級5を満たしている
● 一次エネルギー消費量、省エネ基準比20%削減
このように、断熱性能・一次エネルギー消費量等級に関しては、ZEHと同等の性能が求められます。
3. ZEH・ZEH水準は義務化される?
冒頭でもご紹介したように、環境問題への意識の高まりや暮らしの上でのメリットもあり、ZEH住宅は増加しており、新築住宅購入時の選択肢のひとつとして特別なものではなくなっています。
今後もさらに需要が増加すると考えられていますが、その背景には、政府による省エネ住宅の基準適合義務化があるでしょう。
3-1. 2025年4月開始の省エネ基準適合義務化について
2025年4月からは、建築物省エネ法の改正により「省エネ基準適合義務化」が開始されています。
これは、2050年までのカーボンニュートラル実現を目指し、温室効果ガス排出量の削減を目的に行われている施策で、すべての新築建築物に政府が定めた省エネ基準への適合が義務化され、原則として適合しない住宅を建てることはできなくなりました。
3-2. 今後のZEH水準義務化の見通し
現状は「省エネ基準適合」とされていますが、すでに政府は、2030年度からこの基準をZEH水準にまで引き上げ、新築住宅全てでZEH水準の確保を目指すという方針を打ち出しています。
ZEH水準は今後住宅のスタンダードとされ、さらに需要の高まりを見せることは間違いないでしょう。
4. ZEH水準の住宅のメリット
今後スタンダードとなることが予測されるZEH水準の住宅ですが、ZEH水準の住宅には、環境に優しいということ以外にも、暮らしの上で次のような様々なメリットがあります。
● 快適な空間で暮らすことができる
● 光熱費を節約しやすい
● 補助金や減税措置などを利用できる場合がある
● 水準の高い家は災害時にも役立つ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1. 快適な空間で暮らすことができる
まずは、快適な空間での暮らしが叶うということです。
ZEH水準の住宅は前述のように優れた断熱性能を持っており、外気の影響を受けにくくなります。
室内の快適な気温の維持がしやすくなり、夏には涼しく、冬には暖かい快適な空間で過ごすことができるでしょう。
また、室内での急激な温度変化・部屋ごとの激しい気温差も防ぐことができるため、ヒートショックのリスクも軽減できます。
4-2. 光熱費を節約しやすい
その気密性・断熱性から外気の影響を受けにくいZEH水準の住宅では、エアコン・冷暖房など空調機器をより効率よく利用できます。
設定温度への到達もスムーズな他、空調機器を停止してからも長く快適な温度を維持しやすいため、空調機器の稼働も減らすことができ、光熱費の節約にもつながるでしょう。
4-3. 補助金や減税措置などを利用できる場合がある
ZEH水準を満たす住宅では、補助金・減税措置などを活用できる場合があります。
近年では、新築住宅購入時の住宅ローン減税なども、省エネ性能基準を満たしていることが適用の要件となっていることも多く、ZEH水準であれば申請できる制度も多いでしょう。
住宅ローン減税や子育てグリーン住宅支援事業などの国が行っている制度だけでなく、自治体ごとで補助金制度などを設けている場合もあるため、住宅購入時には使用できる制度について事前に確認しておくと良いですね。
4-4. 水準の高い家は災害時にも役立つ
ZEH水準を満たしている住宅は、災害時にも役立ちます。
災害により電気・ガスなどのインフラが使用できなくなった場合、高断熱で適温を維持しやすいZEH水準住宅であれば、季節によっては在宅避難を続けられる可能性もあるでしょう。
また、より水準が高く再生可能エネルギーを利用できる住宅であれば、電気が使用できない場合でも、電力供給が可能になります。
まとめ
今回の記事では、近年注目を集めているZEH・ZEH水準住宅について、その基準となる要件やメリット、また今後の義務化の流れに関してまで、詳しくご紹介しました。
ZEH水準は最低限の基準となる可能性もあり、新築住宅購入時には、視野に入れておくべき住宅になります。
省エネ水準の高い住宅で、ぜひ快適な暮らしを送ってみてはいかがでしょうか。
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