暮らしのコラム

2026年1月20日

戸建てに貯水タンクは必要?
新築に貯水タンクを設置するメリットや選び方を解説





地震や大雨による水害など自然災害が問題となり、住宅における防災意識も高まっているでしょう。

そんな防災対策や節約にもつながるものとして注目されているのが、戸建て住宅への貯水タンクの設置です。
果たして、新築戸建て住宅に貯水タンクは必要なのでしょうか。

今回は、戸建て住宅への貯水タンク設置のメリットや、その選び方などを詳しく解説していきます。
貯水タンクの設置など、災害対策を行いたい方はぜひ参考にしてみてください。

1. 貯水タンクとは?

貯水タンクとは、水道水など、水を一時的に溜めておくためのタンクです。
貯水タンクには、その用途や設置する場所などに合わせて、いくつかの種類があります。


1-1. 貯水タンクの種類

住宅に設置できる貯水タンクの代表的な種類として、以下の2つが挙げられます。

雨水タンク 雨水を溜めて使用するタンク。
防災用貯水タンク 災害時の生活用水・飲料水確保用タンク。
水道管に直結して設置される。

ご家庭用の雨水タンクは、基本的に雨どいと接続し、雨水を効率的に収集して容器内に溜めておく仕組みになっていますね。
電源が不要のため、電気の無い場所でも利用が可能です。

災害用貯水タンクは、水道管から新鮮な水を貯水できるものです。
生活用水としてはもちろん、飲料水としても利用することができます。

2. 貯水タンクのメリット

戸建て住宅で貯水タンクを設置しておくと、次のような様々なメリットを得られます。

● 災害時の備えになる
● 節約効果が期待できる
● 水やりなどにも活用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。


2-1. 災害時の備えになる

まずは、災害時に水を確保できるということです。

災害時には、停電による水道供給の停止や水道管の破裂など、様々なトラブルが考えられます。
生活用水まで家族分の水をペットボトルなどで用意しておくには広い保管場所が必要となりますが、災害時用貯水タンクを設置しておくことで、こういった事態に備えて飲料水・生活用水を確保しておくことができるでしょう。
災害時には手動のポンプなどを活用して、簡単に水を取り出すことができます。

2-2. 節約効果が期待できる

雨水タンクなどを設置することで、雨水を活用することができ、水道料金の節約にもなります。
例えば車の洗浄など、水道水を多く使用する場面は意外と多くあるでしょう。
そういった場合に雨水タンクの水を活用すれば、節約効果が期待できますね。

2-3. 水やりなどにも活用できる

雨水タンクは、庭の植物や畑などの水やりにも非常に便利です。
水やりも多くの水を使用するため節約につながるほか、雨水はカルキなど水道水に含まれる成分が含まれていないため、植物の生育に適した成分であると言われています。

環境に優しいだけでなく、植物の健やかな成長も期待できるでしょう。

3. 貯水タンク選びのポイント

ご紹介したように、貯水タンクには様々なメリットがあります。
災害時や節約のために貯水タンクを設置したいと考えている方もいるかと思いますが、どのような貯水タンクを選ぶべきかは悩むポイントではないでしょうか。

ここでは、ご家庭に適した貯水タンク選びのポイントをご紹介します。


3-1. 用途に合わせてサイズを選ぶ 

まず悩むのが、そのサイズ・タンク容量です。
もちろん容量が大きいものの方がたくさん水を溜められますが、その分設置にかかる費用やスペースも増加します。

用途に合わせた適切なサイズの目安として、以下をご参考ください。

コンパクトタイプ(100~200リットル) 庭の水やり・打ち水などに利用したい
中型タイプ(300~500リットル) 洗車など、水を多めに利用する用途で利用したい
(水圧が必要な場合は、ポンプでの加圧も必要)
大型タイプ(500リットル以上) 災害時に備え、水を蓄えておきたい

3-2. 形状・タイプを選ぶ

貯水タンクはサイズだけでなく、その形状や設置タイプも様々です。
形状だけでも縦型・横型・薄型などの種類があるだけでなく、地中に埋設できるタイプのものなどもあるでしょう。

また、素材もいくつかあり、軽量で扱いやすい一般的なポリエチレン製から、メンテナンスの手間も少なく長持ちするステンレス製などもあります。
設置場所の条件や環境と、予算・見た目なども含めて、住宅に合ったものを選択しましょう。

3-3. オーバーフロー対策など機能面を確認する

貯水タンクは機能・付属品なども確認する必要がありますが、特に雨水タンクの場合、確認しておきたいのがオーバーフロー対策があるかどうかです。

雨水タンクがいっぱいになるとオーバーフローが発生し、タンク回りが水浸しになってしまう可能性があります。
オーバーフローを防ぐために、オーバーフロー対策ができているタンクを選びましょう。

3-4. 設置には助成金などが利用できる場合も!

近年では、国・自治体で環境面や災害への備えを推奨する動きがあり、自治体によっては、貯水タンクの設置に助成金や補助金が利用できる場合もあります。
各自治体によって制度の有無や条件は異なるため、貯水タンクの設置を検討している方は、自治体のホームページや問い合わせなどで事前に確認してみましょう。

4. 貯水タンクのメンテナンス方法

貯水タンク、特に雨水タンクを長く清潔に使い続けるためには、日ごろからメンテナンスを習慣づけることが重要になります。
雨水を溜める雨水タンクでは、設置後の管理が不足すると、水の腐敗などのトラブルのリスクが高まります。

月に一度程度は、ゴミや葉っぱなどが溜まっていないか、フィルターが目詰まりを起こしていないかなどを確認しておきましょう。
防虫対策や凍結防止の措置など、季節ごとのメンテナンスもしておくとより安心ですね。

また、半年〜1年に一度程度は、本格的な清掃も行うと良いでしょう。
タンクの水を排出したら、内部をブラシなどでこすり洗いし、必要に応じて各部品も補修・交換を行います。

雨水タンクにおけるメンテナンスの一環としてとても重要になるのが、頻繁にタンク内の水を使用するということですね。
水を頻繁に使用することで自然と中の水が入れ替えられ、水質が維持できます。

まとめ

今回の記事では、災害時への備えや節水、環境面への配慮として注目される貯水タンクについて、そのメリットやタンクの種類・選び方、またメンテナンスまで詳しくご紹介しました。
災害の多い日本では、備えはとても重要です。
必要な備えのひとつとして、設置を検討してみてはいかがでしょうか。

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