暮らしのコラム

2023年9月25日

新築住宅の購入を検討する中で、建売住宅と注文住宅でお悩みの方も多いのではないでしょうか?また、それぞれの違いがわからないという方もいるでしょう。建売住宅と注文住宅では理想とする家づくりにおいて選び方が変わってくるので、それぞれの違いを理解することが重要です。
ここでは、建売住宅と注文住宅の特徴やメリット・デメリット、選ぶ基準を解説します。新築住宅を検討するスタート地点として参考にしてみてください。

建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅とは

建売住宅とは、売主である不動産会社と売買契約を結んで土地と同時に購入する住宅のことです。建売住宅の特徴は、ほとんどが完成した状態だということです。中には未着工の家もありますが、大体の場合、建築確認申請済みに加え間取りや設備の変更が難しいので、計画通りの住宅が建築されます。
似たような言葉で分譲住宅という言葉があります。分譲住宅とは、面積の大きな土地を不動産会社が購入し、区画整理後の土地に建てられた住宅を指し、土地に番号が振り分けられて販売されます。建売住宅と分譲住宅の違いは、分譲地に建てられるかどうかということで、ほぼ同じ意味で使われることが多いです。


注文住宅とは

注文住宅とは、施工会社と建物請負契約を結び、施工会社によって建てられた住宅のことです。注文住宅の契約は建物のみですので、土地探しからスタートします。よって、建売住宅より手間や時間がかかってしまうという注意点があります。
また、注文住宅の特徴は、土地の形状によって好きな間取りや仕様を取り入れながら建てられるという点です。つまり、家づくりをこだわりたいという方におすすめの方法です。

建売住宅と注文住宅に価格差はある?

2022年度フラット35利用者調査によると、土地付き注文住宅の所要資金額は4,694万円、建売住宅は3,719万円という結果でした。つまり、土地を含めた価格は建売住宅のほうが安価になる傾向が高いということがわかります。
※参照元:フラット35利用者調査


固定資産税には差がある?

固定資産税は建物と土地の評価額によって税額が変わります。要するに、お金をかけた分、固定資産税額が上がるということです。
土地を含めた費用が注文住宅のほうが高いということは、固定資産税もその分高くなるということになります。しかし、同規模の住宅の場合は、税額にそこまで差はありません。あくまで評価額が高い住宅は固定資産税が上がりやすいということを理解しましょう。

建売住宅の特徴とメリット・デメリット

建売住宅のメリット

建売住宅は、土地とセットで販売されるので注文住宅に比べて安価なことがメリットです。さらに、設計や建築確認申請が済んでいるので、入居までが早く手間がかかりません。
また、完成済みの家を選んで決めることが多く、注文住宅と違い購入前とイメージが違うことはありません。建売住宅は、新築住宅の購入に手間や時間、コストを抑えたい方に向いているといえます。


建売住宅のデメリット

建売住宅はその人にあった設計ができないので、一般的な間取りに満足できない方には向かないでしょう。
また、こだわった家づくりをすることができないので、一から細かい設計をしたい方には不向きです。さらに、ほとんどが完成した住宅を購入するので、建築中の様子を見ることができないというデメリットもあります。

注文住宅の特徴とメリット・デメリット

注文住宅のメリット

注文住宅は施工会社を自由に選べ、設計や仕様を自分好みにアレンジできる点がメリットです。建売住宅とは違い、自由度が高くこだわった家を建てることができます。
さらに、建築中の様子を見ることができ、大工さんとも話せるなど、家づくりに多く関わることができます。


注文住宅のデメリット

注文住宅は自由度が高い反面、こだわりすぎると予算が上がるというのがデメリットです。設計や仕様をすべて決める必要があるため、手間と時間もかかります。そのため、早く住み始めたいという方には不向きです。
また、注文住宅は完成までイメージがつかみにくいという点もあります。地盤や地形によって追加工事が必要なケースがあり、最後まで予算がわからないこともありますので注意が必要です。

建売住宅・注文住宅は何を基準に決める?

建売住宅と注文住宅を決める基準は人それぞれです。ここでは、建売住宅と注文住宅の違いを知ったうえで、何を基準に決めて良いのかわからない方に選び方を解説します。


建売住宅を決めるときの基準

・時間や手間、お金をかけたくない
・間取りやデザインに強いこだわりがない
・土地を取得していない
・すぐに入居したい
・住みたいエリアに販売されている
建売住宅は面倒な手続きが済んだ状態で購入できるという特徴があるので、すぐに引っ越したい方は建売住宅を選ぶと良いでしょう。また、少しでも費用を抑えたい方にも向いている方法です。
さらに、建売住宅は、実際に建てられた物件を確認しながら購入を検討することができます。そのため、購入後にイメージと違ったという後悔を減らせるメリットがあります。


注文住宅に向いている人の基準

・家づくりにこだわりたい
・すでに土地を所有している
・時間がかかってもかまわない
・二世帯住宅や事務所兼住宅を建てたい
・頼みたいハウスメーカーがある
注文住宅は一から設計や設備、仕様を決めるので自由度が高いことが特徴です。そのため、家づくりをこだわりたい方に向いているでしょう。
また、土地をすでに取得している方や、依頼したいハウスメーカーが決まっている場合にも注文住宅をおすすめします。注文住宅は、費用や時間を惜しまずにかけられる方に向いています。

新築住宅を検討する際の注意点

家族構成に合わせた間取りの選択

新築住宅を検討する際は、家族構成に合わせた使いやすい間取りを選択することが重要です。10年、20年と長く住むことになる自宅ですので、少しでも使いやすくしましょう。
例えば、夜勤で帰りが遅い家族がいるなど、生活時間帯がバラバラの場合は、遅く帰る家族のための個室を確保しましょう。夫婦でも寝室を別にすることで、それぞれの生活リズムを崩さずに暮らすことができます。また、シニア世代が住む場合は、身体への負担を考え階段の上り下りを極力なくすために、1階に寝室がある間取りを選びましょう。
このように、各家族に合わせた間取りを選択することで、より住心地の良い生活が送れます。


ライフスタイルに合った設備や導線

家族構成とともに、それぞれのライフスタイルに合った家を選びましょう。家族構成が同じでも、生活の中で重要視するスタイルがそれぞれにあります。
例えば、家事や育児を最優先に考える場合、子どもが帰宅後にすぐ手洗いや汚れた服を脱げるように、玄関と洗面所を一直線につなげた導線があると便利です。また、料理をしながら家族とコミュニケーションを取れるように対面キッチンを選ぶのもおすすめです。
他には、自宅を仕事場にするケースや親の介護を優先するケースも考えられます。限られたスペースを有効活用できる家を選ぶことが重要です。


近隣環境の考慮

周辺環境を考慮することは、家の中身を考えることと同じくらい大切です。周辺環境はあとから修正できない部分ですので、購入前にしっかり調べることをおすすめします。
実際に調べるポイントはさまざまですが、交通の便、買い物環境や医療機関などを重視しましょう。駅からの距離が遠い場合はバスが運行しているのか、近くのスーパーには日用品が売っているのか、子どもがいる家庭の場合は小児科の有無も重要です。
このように、近隣環境が生活に大きな影響を与えることを理解して、新築住宅を検討しましょう。


セキュリティと安全性

安心して暮らすためにはセキュリティと安全性の確保にも気をつけましょう。近年は共働き世帯が増え、子どもが家に一人でいることが多いので、できるだけ防犯対策をしておくと安心です。
例えば、防犯カメラを設置する場合は、空き巣の浸入口として利用されやすい場所につけることがおすすめです。勝手口や掃き出し窓、出窓などにカメラ設置しましょう。また、外構をコンクリートではなく砂利敷にして、足音を大きくするなどの工夫で防犯性を高める方法もあります。
安全性確保のためには、犯罪者に対して防犯対策をしていることを見せて、家に近づきづらくすることが重要です。

ポラスは家族みんなが納得できる家づくり

ポラスの分譲住宅は、住む人のライフスタイルや生活に寄り添った設計で、家族みんなが納得できる家づくりになっています。


年数を重ねても愛着が持てるデザインや演出

長い付き合いになる新築住宅ですが、ポラスの分譲住宅は時を重ねても愛着を持って暮らしていくための細やかなつくりが特徴です。
建物の設計や設備・仕様はもちろんのこと、外観や外構、植栽などのエクステリアのデザイン、エアコン配管や雨どいの位置に至るまで邸宅ごとにこだわり、より愛着を深められる設計・演出を行っています。


家族との距離感も考慮された開放的な空間設計

家族がそれぞれの時間を大切にしながら暮らすことも大事なポイントです。ポラスの分譲住宅では家族が「時間と場所」を共有しながら、それぞれの時間を満喫でき、程よい距離感でつながりを育められる空間になるように設計します。
また、生活の中心となるリビング階の天井高は2m70cmに設定し、一般的な住宅よりも20~30cm高くすることで心地よい開放感のある空間を実現しています。その結果、窓が大きく家全体が明るくなり、気持ちよく暮らすことができます。


高精度・高品質の施工力

ポラスの高性能住宅を支えているのは、生産量と高品質・高精度においてトップクラスのプレカット工場です。自社のプレカット工場で高品質のプレカット材を制作することで、地震などの外力の影響を受けやすい躯体接合部の強度を大幅に向上させます。
さらに、未来を担う職人のための「ポラス建築技術訓練校」では、新しい工法や技術に対応できる技能者を育成しています。それにより、高精度・高品質の家づくりを実現できるのです。

>>ポラスの分譲住宅の魅力についてこちら

まとめ

建売住宅と注文住宅にはそれぞれにメリット・デメリットがあります。建売住宅と注文住宅の違いをしっかりと理解し、自分に合った家づくりを見つけることが重要です。
建売住宅か注文住宅かを選ぶ基準は、価格や間取り、入居までの時間など、後悔しない家づくりのために何を優先するべきかを明確に決めておきましょう。建売住宅であれば、モデルハウスで事前にどんな住宅なのかを確認することができるので、自分に合った新築住宅を探す際には足を運んでみることをおすすめします。

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