暮らしのコラム

2023年12月14日

後悔しないための新築キッチン選びのポイント!
デザイン例も紹介



新築で一軒家を購入する際、どんなキッチンのデザインにするかはかなり重要です。
Rinnaiが2017年に行った「キッチンスペース」に関する意識調査によると、約80%の方がキッチンのデザインにはこだわりたいと回答されています。

出典:Rinnai【熱と暮らし通信】「キッチンスペース」に関する意識調査

そこで今回は新築住宅を購入する際には、どのようにキッチンを決めればいいのかを解説します。
キッチン選びで後悔しないためのポイントをしっかり押さえ、ぜひ新築住宅の購入の際に参考にしてみてください。

新築キッチン選びのポイント

新築住宅でキッチン選びをする際は、以下のポイントに気を付けて選びましょう。

●種類から選ぶ
●機能や設備から選ぶ
●導線から考える
●収納にこだわる

それぞれのポイントを、わかりやすく解説していきます。これらのポイントを押さえておくことで、後悔しない新築住宅のキッチン選びができるでしょう。



種類から選ぶ

新築住宅のキッチン選びを考える際は、デザインから選ぶのが1つ目のポイントです。
キッチンのデザインには、大きく分けて以下の7種類があります。

●アイランドキッチン
●ペニンシュラキッチン
●セパレート型キッチン
●I型キッチン
●L型キッチン
●壁付けキッチン
●独立型キッチン

7種類のキッチンのデザインの特徴などを、解説していきますね。注意点もあるので参考にしてみてください。


アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、キッチンを壁面から離して独立させたキッチンのデザインです。
多方向から人が出入りできるので、開放感があるのが特徴のデザインとなっています。
複数人でキッチンを囲むこともできますし、コミュニケーションも取りやすいキッチンデザインです。
ただし開放感があるデザインなので、キッチン内部が丸見えになります。収納スペースにも限度があるので、使い勝手の面では工夫が必要になるかもしれません。


ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンとは、対面式ですがキッチンのどちらかが壁面に繋がっているキッチンのデザインです。
アイランドキッチンと比べるとコンパクトなデザインで、使い勝手も良くなっています。
アイランドキッチン同様に、開放感がありコミュニケーションも取りやすいデザインです。アイランドキッチンよりも、収納スペースは確保しやすいでしょう。
ただし調理中の油はねや、水はねでリビングが汚れてしまうデメリットもあります。


セパレート型キッチン

セパレート型キッチンとはコンロとシンクが、それぞれ独立したキッチンのデザインで、メーカーによってはII型やアイランドキッチンの一種として取り扱っている場合もあります。
キッチンのコンロとシンクが独立しているので、作業スペースが広くなるのがメリットですね。
ただし濡れた食材などを運ぶ時は、床に水が落ちてしまうというデメリットがあるでしょう。


I型キッチン

I型キッチンとはシンクとコンロが横一列に並んだ、対面キッチンの一種です。
シンクとコンロが近いためコンパクトにまとめられていて、使い勝手がいいのがメリットになります。
価格も比較的リーズナブルで、低予算のキッチンを考えられている方に向いています。
デメリットとしては間取りが狭いと、作業スペースが狭くなってしまうことが挙げられます。
スペースをよく配慮して、設置する必要があるでしょう。


L型キッチン

L型キッチンは、キッチンがL字型に曲げられたキッチンのデザインです。
コンロとシンクの間で作業できるので、作業効率はいいです。作業スペースも十分に確保しやすいでしょう。
ただし設置には、十分なキッチンの広さが必要です。またL字になっている部分が、使いにくい場合があるというデメリットもあります。


壁付けキッチン

壁付けキッチンは、壁面に設置されたキッチンのデザインです。
日本の家屋では古くから取り入れられているデザインなので、キッチンというと壁付けキッチンをイメージされる方が多いでしょう。
壁を向いて作業するので、調理に集中しやすいメリットがあります。
デメリットとして考えられるのは、キッチンの中が見えてしまうことです。常に掃除をして綺麗に保っておく必要があります。


独立型キッチン

独立型キッチンとは、キッチンが別室に完全に独立して設計されたキッチンのデザインです。
リビングから完全に独立しているので、調理に集中しやすいメリットがあります。また収納スペースが多いところもメリットの1つでしょう。
デメリットとして考えられるのは、リビングの様子が全くわからないことです。小さなお子様がいらっしゃるご家庭だと、不便さを感じるかもしれませんね。


機能や設備から選ぶ

新築住宅でキッチンを選ぶ際は、機能や設備から選ぶのもポイントの1つです。主に考えられる設備を、挙げてみました。
●食器洗い乾燥機
●レンジフード
●IHクッキングヒーター
●オイルガード
●タッチレス水栓・ハンズフリー水栓
●ビルトインゴミ箱

キッチンの機能や設備は使い勝手に大きく影響します。
そのためどんな機能が必要なのかは、必ず事前によく考えて取り入れてもらいましょう。
それぞれの設備について、簡単に解説していきます。


食器洗い乾燥機

新築の住宅に食器洗い乾燥機を設置するのも、おすすめポイントの1つです。
食器洗い乾燥機を活用すると、水道光熱費をいくらか安く抑えられると言われています。また高温で洗浄するので、雑菌も繁殖しにくく衛生的です。
ただし食器洗い乾燥機を使うほど食器をたくさん使わない人には不向きでしょう。
メンテナンスにも費用がかかるので、よく考えて設置する必要があります。


レンジフード

レンジフードは、どのキッチンにも付けるのが普通です。しかし機能をよく確認しないで設置すると、作業効率にも影響が出るので押さえておきましょう。
レンジフードを選ぶ際に注意してもらいたいのは、フィルター掃除の手間です。近年ではフィルターレスのレンジフードも登場しているので、手間を省きたい方はフィルターレスのレンジフードにしましょう。
また自動洗浄機能や、常時換気機能を取り入れたレンジフードもあります。どんなレンジフードにするかで、作業効率は大きく変わるので注意しておきましょう。


IHクッキングヒーター

新築でキッチンを選ぶ際に、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターを選択するのも1つのポイントです。
IHクッキングヒーターであれば、火を使わないので火災の心配がないところがメリットになります。またタイマー機能などがあって自動で料理をすることも可能なので、忙しい方には便利です。
さらにIHクッキングヒーターなら汚れもサッと一拭きなので、掃除が非常に簡単ですね。
ただしIH対応の調理器具でなければ使えないというデメリットもあるので、使いたい調理器具などがIHに対応しているのかよく確認してから導入しましょう。


オイルガード

新築住宅のキッチンには、オイルガードの要不要を考えておく必要があります。
対面式のキッチンの場合調理の際の油がはねて、リビングに飛び散ってしまう可能性が高いでしょう。
そんな時には、オイルガードを設置しておくことで防げます。キッチンのデザインをよく確認して、オイルガードを設置するかどうかを考えておきましょう。
実際にキッチンを使ってみてどうしても油はねが気になれば、市販のオイルガードを後付けすることも可能です。


タッチレス水栓・ハンズフリー水栓

新築住宅でキッチンのデザインを考える際には、タッチレス水栓やハンズフリー水栓を取り入れるのも、1つの方法です。
タッチレス水栓やハンズフリー水栓にすると蛇口に手を触れる必要が無いので、蛇口に手あかがつくことがありません。また料理をしている時にもスムーズに水を汲みやすいでしょう。
唯一デメリットとして考えられるのは、ペットボトルに水を汲む際にセンサーが上手く反応してくれない可能性があることです。


ビルトインゴミ箱

新築住宅のキッチンでは、ゴミ箱をビルトインにする方法もあります。 ビルトインゴミ箱とは、キッチンのキャビネットの中に埋め込まれたデザインのゴミ箱です。 ビルトインゴミ箱にすることで、ゴミ箱が完全にキッチンの中に隠れるため見た目は格段に良くなるでしょう。 ただし、ビルトインゴミ箱にすると容量が小さすぎたり、引き出しが重たくなったりするデメリットもあります。どれくらのサイズになるのかを、よく確認してから設置したほうがいいかもしれません。



導線から考える

新築住宅でキッチンのデザインを考える際は、導線を考えるのが重要です。
キッチンの導線のポイントは「ワークトライアングル」になります。ワークトライアングルとはシンクとコンロ、冷蔵庫を結ぶ三角形のことです。
このワークトライアングルを意識してデザインすることで、使い勝手のいいキッチンになること間違いないでしょう。
逆にあまり意識しないと、見た目はよくても使い勝手の悪いキッチンになってしまいます。



収納にこだわる

新築住宅のキッチンでは収納にこだわった方が、失敗が少なくなります。
キッチンには、炊飯器や電子レンジなどの家電を置くことになります。これらの家電の収納スペースなどを事前に考えておかないと、ごちゃっとした見た目になってしまうでしょう。
また背面収納や、パントリーの設置を取り入れるのもおすすめポイントです。背面収納やパントリーを取り入れると普段あまり使わない物を片付けることができます。
見た目もよくなり作業スペースも空けやすいので、効率的に調理をすることができるでしょう。


まとめ

今回は新築住宅のキッチンデザインについて、選ぶ際のポイントを解説してきました。 キッチンは毎日利用する空間なので、事前にデザインをよく練り込む必要があります。 ご紹介したようなポイントに気を付けながら、新築住宅のキッチン選びで後悔がないようにしましょう。 後からデザインの変更ができないものも多いので、事前の計画が非常に重要です。

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