耐震等級3とはどれくらい?各等級の違いや耐震等級3の住宅のメリットも
- ― 目次 ―
- 01 | 1. 耐震等級とは?
- 02 | 2. 耐震等級は3つに分けられる
- 03 | 3. 耐震等級3の住宅を購入するメリット
- 04 | 4. 耐震性が高く安心・安全なポラスの分譲住宅
- 05 | まとめ
地震大国とも呼ばれる日本でのマイホーム探しでは、耐震性も非常に気になるポイントのひとつですよね。
そんな耐震性を表す等級として「耐震等級」がありますが、住宅広告などで見かけることもある「耐震等級3」とは、一体どの程度の耐震性を指しているのでしょうか。
今回は、そんな耐震等級について、その基準や「耐震等級3」などの各等級の違い、また耐震性の高い住宅のメリットなどを詳しくご紹介していきます。
1. 耐震等級とは?

耐震等級とは、その名の通り建物の耐震性、つまりその建物がどの程度地震に耐えられるかの目安となる指標です。
2000年に施行された「品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」で定められている住宅の性能を示す「住宅性能表示制度」のひとつで、等級1〜3の3等級に分けられています。
1-1. 「耐震基準」との違い
耐震等級の他に耐震性を示す指標として、建築基準法で定められている「耐震基準」があります。
この2つは別の法規によって定められており、耐震基準は人命を守ることを目的とした基準であるのに対し、耐震等級は人命とともに建物そのものの維持も目的となるという違いがあります。
1-2. 耐震等級を決める4つのポイント
耐震等級は、以下の4つのポイントによってチェックされます。
● 建物は軽い方が耐震性が高い ● 耐力壁が多いほど耐震性が高い ● 耐力壁や耐震金物の配置場所で耐震性が変わる ● 床の耐震性能が良いほど耐震性が高い |
耐力壁とは、通常の壁とは異なり、筋交いなどで強度を高めた壁のことを指しています。
基本的には等級1では上の3つがチェックされ、等級2〜3では床の耐震性能も重要視されるようになります。
地震の揺れに耐える要となるのは耐力壁ですが、壁と床はつながっており、床が先に壊れてしまっては地震力を壁に伝えることができなくなってしまうためです。
2. 耐震等級は3つに分けられる
前述したように、耐震等級は3つに分けられます。
数字が大きくなるほど耐震性が高いことを示していますが、それぞれの耐震性の目安は以下のようになっています。
2-1. 耐震等級1
耐震等級1は建築基準法上の最低限の耐震性能と同等のものです。
『数十年に1度発生するような地震(震度5強程度)を受けても損傷しない』かつ『数百年に一度発生するような大地震(震度6強〜7程度)を受けても倒壊しない』建物と定義されています。
2-2. 耐震等級2
耐震等級2は、耐震等級1で想定されている地震力の1.25倍に耐えられる程度の耐震性能です。
災害時の避難場所である学校や病院でも耐震等級2以上が確保されているほか、住宅では長期にわたり良好な状態で使用できる住宅を認定する「長期優良住宅」の認定条件にもなっています。
2-3. 耐震等級3
耐震等級3は耐震等級上最も高い耐震性能を表しており、耐震等級1で想定されている地震力の1.5倍に耐えられることを目安としています。数百年に一度発生するような大地震でも、軽微な修繕を行うことで住み続けられるような建物を想定しています。
災害時の救護の拠点となる消防署や警察署、官公庁などの基準にもなっていますね。
3. 耐震等級3の住宅を購入するメリット

高い耐震性を持つ耐震等級3の住宅を購入することには、安全性はもちろんのこと、それ以外にも様々なメリットがあります。
3-1. 耐震性が高く災害時も安心
まずは、何と言ってもその耐震性です。
耐震等級3は大地震でも損傷が小さく済むような高い耐震性能を持っていることが求められるため、実際に地震が起きた場合でも安心できるでしょう。
災害時には人命を守ることがもちろん何より重要ですが、不安の中でも住み続けることができる住まいがあり、補修や転居などの費用の心配も少なくて済むということは、安心できる材料になるでしょう。
3-2. 住宅ローン金利の優遇措置を受けられる場合も
住宅ローンを提供している会社では、耐震等級3の住宅を購入する場合には金利の優遇措置を受けられることも多くあるでしょう。
例えば住宅金融支援機構が提供する住宅ローン「フラット35」では、耐震等級3など住宅の性能の要件を満たすことで、借り入れから5年間、0.25%〜0.5%ほどの金利引き下げを受けられる場合があります。
3-3. 地震保険の割引が受けられる
地震保険とは、地震や地震による津波、噴火などによる被害を補償する保険です。地震保険は単体では加入できず、火災保険加入時にセットで加入することになりますね。
そんな地震保険では、耐震性能が高ければ被害を抑えやすいということもあり、耐震等級1で10%、耐震等級2で30%、耐震等級3では50%の保険料割引を受けることができます。
割引の適用には、耐震等級を確認するための所定の書類提出が必要になります。
3-4. 資産価値が高く評価されやすい
耐震等級3の認定を受けていることは、客観的な評価になり、住宅そのものの資産価値も高く評価されやすくなります。
もちろん、売却時には立地や間取りなど様々な条件を比較検討して価値が決められますが、同条件であれば耐震性能が高い物件の方が価値は高くつけられやすいでしょう。
4. 耐震性が高く安心・安全なポラスの分譲住宅

ご紹介したように、耐震性能の高い耐震等級3の住宅には、住宅ローン金利や保険の割引といったコスト面でも大きなメリットがあります。
しかし、何と言っても最大のメリットは、やはり災害のリスクに備えられるという安全面です。
災害の多い日本では、特に被害が大きくなりやすい地震に対する備えは必須と言っても良いでしょう。
耐震性の高い安心・安全なマイホームを手に入れたいという方は、ポラスの分譲住宅にお任せください。
ポラスの分譲住宅では、オリジナリティ溢れるデザインと安全な耐震性を両立させた住宅づくりにこだわり、過去の震災を忠実に再現した3Dシミュレーションにより地震の負荷を細やかに分析し、1邸ごとに高精度での検証を行っています。
それにより、注文住宅のようにそれぞれの住まいを実現できる「邸別設計」による個性のあるデザインと高い耐震性を兼ね備えた分譲住宅をご提供しております。
また、ポラスでは下請けの業者に任せるのではなく、すべての工程において自社で責任をもって管理・チェックする一貫施工体制をとっておりますので、ご購入後のアフターサービスまで安心してご利用いただけます。
安全性と快適性にこだわりぬかれたポラスの分譲住宅で、ぜひ理想の暮らしを叶えてみてくださいね。
まとめ
今回は住宅など、建物の耐震性能を示す耐震等級について、各等級の目安や等級を決めるポイント、また耐震等級の高い住宅に住むメリットなどを詳しくご紹介しました。
耐震等級上で最も高い耐震性能を示す耐震等級3相当の建物では、大地震のリスクにも備えて安全な暮らしを送ることができるでしょう。
耐震性の高い、安心のマイホームをお探しの方は、ポラスの分譲住宅にお任せください。
ポラスではお客様の心地よい暮らしを実現するため、実用性とデザイン性を兼ね備えた分譲住宅をご提供しております。
新たな生活をサポートさせていただきますので、住宅をお探しの方はポラスの分譲住宅公式ウェブサイトをご確認ください。