埼玉県の県庁所在地であるさいたま市は、大宮区や浦和区などの10の行政区で構成されています。
その南端に位置しており、さらに南側を川口市や蕨市などに接しているのが、今回ご紹介するさいたま市南区です。
旧浦和市域にあたる南区は、さいたま市の中でもどんな特色を持っているのでしょうか。
今回は南区の住みやすさを、街の特徴とともにご紹介します。

1. さいたま市南区の概要

さいたま市南区は旧浦和市域にあたり、北が中央区と浦和区、西が桜区と朝霞市、東が緑区、南が川口市と蕨市、戸田市とそれぞれ接しています。
人口は約19万人と、さいたま市の中でも最も人口が多いエリアであることも特徴です。

関東平野中央部の大宮台地の南端でもあり、区内では

●   明花向遺跡（旧石器時代から弥生時代） ●   大谷場貝塚（縄文時代前期） ●   広ヶ谷戸・稲荷越遺跡（縄文時代後期） ●   明花遺跡（縄文時代中期から後期） ●   白幡本宿遺跡（縄文時代から古墳時代前期） ●   円正寺遺跡（弥生時代中・後期） ●   別所遺跡（弥生時代後期から古墳時代前・中期） ●   神明神社古墳（古墳時代）

など、多くの古墳や遺跡・貝塚が発見されているなど、歴史のある街でもあります。

その立地から都内へのアクセスの良さも特徴であり、通勤や通学などにも困らないでしょう。
その人口の多さは、こういった都内通勤・通学者が多く住んでいることや、主要駅前に高層マンションが立ち並ぶ住宅都市が広がっていることが理由となっています。

2. さいたま市南区の住みやすさ

今後の市政運営の参考とするために平成19年度よりさいたま市が実施しているさいたま市民意識調査では、令和5年の住みごこちの調査結果について次のような結果が出ています。

「住みやすい」が44.9％、「どちらかといえば住みやすい」が41.7％で、合わせて86.6％もの人がおおむね住みやすいと感じていることが分かり、さいたま市全体が住みやすい傾向にあると言えます。
また、定住意向を調査する項目でも、以下のような結果となっています。

（参考：令和5年度 さいたま市市民意識調査結果）

「ずっと住み続けたい」が43.5％、「当分の間住み続けたい」が41.7％と、定住意向がある人が85.2％もいることが分かりますね。
さいたま市には、既に住んでいる人が住み続けたいと感じる魅力があるということです。
これはさいたま市全体の結果ではありますが、市の中でも南区は最も人口が多い区になっています。
住んでいる人・住み続けている人が多いということからも、その住みやすさが伺えるのではないでしょうか。
ここでは、そんな南区ならではの住みやすい魅力を3点、お伝えしていきます。

2-1.都心へのアクセスが良い

さいたま市10区の中でもっとも東京に近く、いくつもの路線が乗り入れる南区は、「さいたま市の南の玄関口」とも言われるほど都心部へのアクセスが良いのが大きな魅力です。

【南区の路線】

路線名	南区内の駅
京浜東北線	南浦和駅
武蔵野線	武蔵浦和駅・南浦和駅
埼京線	武蔵浦和駅・中浦和駅

武蔵浦和からは快速を利用すれば池袋まで17分ほど、新宿まで23分ほどでアクセスでき、通勤通学に非常に便利なエリアと言えるでしょう。
横浜など、神奈川方面や千葉方面にも乗り換えなしでアクセスできるのもポイントです。

首都高速や東京外環自動車道などの高速道路への入り口も複数あり、車でのお出かけにも便利ですね。

2-2.買い物にも困らない

南区の武蔵浦和駅・南浦和駅周辺では、例えば武蔵浦和駅からすぐの場所にある「ミューズショッピングスクエア」など、ショッピングセンターがいくつか集まっており買い物には困りません。
スーパーなどはもちろん家具や子供服なども揃う、生活に便利なエリアとなっています。

駅周辺のエリア以外でも、南区内にはスーパーが点在しています。
駅に近い場所に住んでいないからと言って、不便になることはないでしょう。
都心へのアクセスが良いこともあり都会的な活気あるイメージを持つかもしれませんが、さいたま市南区には公園が多く、自然に触れられる場所も存在しています。

自然あふれるおすすめのスポットをいくつかご紹介します。

▼彩湖・道満グリーンパーク

荒川河川敷の調節池である「彩湖」のほとりに整備された市営の公園である彩湖・道満グリーンパークは大規模な公園で、バーベキューやサイクリング、釣り場、ドッグランなど、様々な施設が存在しています。
西浦和駅から車で5分ほどのところにあり、四季折々の自然が楽しめます。

▼別所沼公園

中浦和駅付近にあるのが、別所沼と呼ばれる沼の周辺にある市営の別所沼公園です。
子どもが遊べる遊具はもちろん、様々な木々が生い茂る散策路をゆったり散歩することができます。
姉妹州であるメキシコ州から贈られた、風の神を象った像なども見ることができます。

▼北浦和公園

北浦和駅付近では、敷地内に美術館やテニスコートなども存在する北浦和公園があります。
隣には日本庭園を見ることができる浦和北公園もあり、どちらも異なる良さが楽しめますね。
特に夏場には、お子さんと一緒に訪れるのもおすすめです。公園内の噴水では噴水ショーが行われており、暑い夏にも涼しげな雰囲気を楽しむことができます。

3. さいたま市南区の治安

さいたま市全体の刑法犯認知件数は、平成16年をピークに減少傾向を辿っているとされています。 中でも南区は住宅地などが多いこともあり、子どもも多く暮らすため比較的治安は良いと言えるでしょう。 駅周辺は人通りも多いため、帰宅時なども安心できますね。 また、南区では防犯パトロールの講習会・街頭パトロールなど、安心できる街づくりへの取り組みも行われています。 地域によってこういった取り組みが行われていることを知ると、より安心して生活を送ることができますね。

【さいたま市南区の刑法犯認知件数】

	令和3年	令和4年	令和5年
刑法犯認知件数	784	960	1,061

（参考：さいたま市の犯罪情勢　： 令和5年度市町村別刑法犯認知件数）

4. さいたま市南区の子育て環境

さいたま市南区は、子育て環境が充実していることも特徴です。
例えば、南区をはじめとしたさいたま市では父親の子育て参加を推進する「子育てパパ応援プロジェクト」や祖父母の子育て参加を推進する「三世代子育て応援事業」など家族全体での子育てを推進する取り組みが行われています。
医療費助成や認可外保育園に預ける保護者への補助など、仕事と子育ての両立を支援する施策も様々あります。

また、教育に力を入れたいという親御さんにとっても、さいたま市南区はおすすめです。
武蔵浦和駅前には予備校や塾が立ち並び、「予備校銀座・塾銀座」と呼ばれているほどです。
南区役所には勉強ができるスペースとして図書館も存在し、街全体で教育に力を入れているエリアだと言えるでしょう。

5. さいたま市南区の戸建て相場

ここまででさいたま市南区の魅力を知り、南区での生活に興味が湧いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マイホーム購入を検討する上で気になるのが、その価格です。

まず、国土交通省による地価公示では、2024年のさいたま市南区の住宅地の1平方メートル当たりの平均地価は288,850円となっています。
さいたま市南区の住宅地の地価平均は過去5年間徐々に上がり続けており、居住地として需要が上がっていることが考えられます。

また、ポラスで実際に掲載している情報などを参考にすると、さいたま市南区の新築一戸建ての価格は3LDKで約5,000万〜7,000万円ほどが相場と言えるでしょう。
ポラスではさいたま市南区をはじめさいたま市の住宅を多く掲載しておりますので、ぜひ以下のページをご参考ください。

6. さいたま市南区での家探しはポラスへ

さいたま市南区での暮らしでは、さいたま市の10区の中でも最も東京に近く都心へのアクセスも抜群な上、歴史ある遺跡や公園などの豊かな自然も楽しめます。
子育てや教育にも力を入れていますので、特にお子様のいるご家庭にはおすすめできるエリアですね。

今回の記事を読んでさいたま市南区での生活に興味が出たという方は、家探しにぜひポラスをご利用ください。

ポラスでは、心地よい暮らしを実現するための実用性とデザイン性を兼ね備えた分譲住宅をご提供しております。
ライフスタイルに合わせた空間を提案し、新たな生活をサポートさせていただきますので、さいたま市南区で住宅をお探しの方は、ぜひポラスの分譲住宅公式ウェブサイトをご確認ください。