ライフスタイルの変化など、様々なきっかけで「マイホームを購入したい！」と考えている方の中には、購入を検討しているものの、何から始めてよいか分からないため踏み切れない……という方も多いのではないでしょうか。

事前にその流れを把握しておくことで、事前に準備し後悔せずにマイホームを購入することができるでしょう。

そこで今回は、マイホームを購入する際の入居までの流れをステップごとに解説していきます。
注意点などもご紹介しますので、ぜひ実際の購入のための参考にしてみてくださいね。

1. マイホーム購入までの流れ8STEP！

それでは早速、マイホーム購入時の流れを8つのステップに分けてご紹介していきましょう。

1-1. STEP1：資金計画を立てる

まずは、資金計画を立てることから始めましょう。
物件を探し始める前に、ローンの月々の返済額や維持費、頭金や初期費用まで考慮して予算の上限を決めておくことで、予算に合わせて物件を探すことができます。

戸建て住宅購入の選択肢には、建築済みの新築住宅を土地とセットで購入する「建売（分譲）住宅」と、土地を別に取得し、1から自由に間取りなどを選んで家を建てる「注文住宅」があります。

注文住宅はデザインや間取り・設備にこだわれる分コストが高くなりやすく、また土地を別で購入する必要があります。そのため、土地と建物の予算のバランスが重要になります。

建売（分譲）住宅では土地+建物での総額のため、あらかじめ資金計画を立てておくと、スムーズに物件を探し、見学が可能です。
いずれの住宅を選ぶにしても、実は事前の資金計画がとても重要なファーストステップになります。

近年は様々なHPで資金計画を立てることもできるようになりましたが、FP資格を持った営業であればお客様個人に合った計画を立ててくれますので、資金計画の段階から営業に頼っていただくことも可能です。

1-2. STEP2：情報を集める

資金計画をある程度立て、希望する購入方式が決まったら、実際にどのような物件があるのか、希望のエリアで絞って不動産サイトや広告などで情報を集めていきましょう。
情報を集めている段階で実際の相場なども分かるため、予算の見直しもできますね。

1-3. STEP3：相談・見学

インターネットなどで良いなと思える物件が見つかったら、不動産会社に問い合わせて実際に見学に行ってみましょう。
モデルルームや住宅展示場に見学しに行き、営業スタッフから話を聞いてみるのも良いですね。

注文住宅を希望する場合も、建築会社選びの際はモデルルームなどを参考にするのがおすすめです。
来場の際には、予約をしておくと見学もスムーズに進みます。
最近では予約をすると来場特典をもらえることも多いので、ぜひとも予約をしてご来場ください。

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1-4. STEP4：STEP4：購入申し込み

見学を繰り返し比較検討した後、購入したいと思える物件が見つかれば、いよいよ購入申し込みを行います。

建売の場合、申し込みするには、一般的に売主に購入申込書を渡すことになります。
「この条件であれば購入する」という意思を売主に示すもので、内容としては
● 購入価格
● 手付金額・支払いタイミング
● 住宅ローン利用時の借入金額
などが含まれます。

この内容が了承されれば売買契約に進むことになり、基本的には先着順で申込が受け付けられますが、人気の物件では期間内の申込者から抽選、というものも中にはありますね。

注文住宅の場合には土地の購入手続きがこの申込みの段階にあたり、その後、別途住宅建設の請負契約が必要になります。

1-5. STEP5：住宅ローン事前審査

申込と同時に、住宅ローンの事前審査も受けておきましょう。
この事前審査を通過しなければ、本審査を受けることができません。

事前審査では年収や勤続年数、またローンの借入額などから、ローンを利用できるかどうかの審査が行われ、数日で結果が届きます。
無理なローンはその後の生活に負担になるだけでなく、そもそも審査に通らないこともあるため、やはり予算はしっかりと検討しておきましょう。

1-6. STEP6：契約

購入申込書の内容が合意でき、事前審査が通ったら、いよいよ実際の契約に移ります。

契約時にはまず、重要事項説明を受けます。
宅地建物取引士の資格を持つ人により重要事項説明書の読み合わせが行われるもので、土地や建物の状態の説明から、建物に欠陥が見つかった場合の保険などの項目、契約違反に関する違約金など様々な情報が記載されています。
納得して契約に移れるよう、しっかりと内容を把握しましょう。

重要事項説明書や契約書に問題がなく、双方が納得したら、契約の手続きが行われます。
契約時には「手付金」と呼ばれる契約を証明するための費用を支払う必要があり、これは買主（お客様）都合でキャンセルとなった場合には返還されないこともあるため注意しましょう。

そのほか、契約締結時に必要なのは以下のものです。

1-7. STEP7：住宅ローンの正式契約

売買契約が成立したら住宅ローンの本審査に申込み、問題なく通過すれば、金融機関と「金銭消費貸借契約」を結び、ローンを正式に契約します。

本審査は事前審査よりも厳しく審査されるため、事前審査に通っていても本審査に通らないということもあり得ます。
その場合は買主都合でのキャンセルとなってしまいますが、住宅ローンを利用する際は通常売買契約書に「住宅ローン特約」が記載され、期限内であれば無条件でキャンセルすることができ、手付金などは全額返還されます。

1-8. STEP8：引き渡し

住宅ローンの締結まで手続きが問題なく行われ、住宅ローンの融資により決済が実行されたら、いよいよ引き渡し・入居になります。

新築物件の購入時、特に本契約後にやっと着工となる注文住宅では、完成後物件に問題がないか、引渡し前に内覧が実施されるのが一般的ですね。

2. 入居までにかかる期間

ご紹介したような流れで物件を購入し、入居に至りますが、入居までにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。

入居までにかかる期間は、建売（分譲）住宅の場合と注文住宅の場合で大きく違いがあります。
建売（分譲）住宅では、すでに完成している新築戸建て住宅を購入することが多いため、手続きが滞りなく完了すれば、はじめの内見から最短で1ヶ月程度、遅くても2か月ほどで入居まで進むことができるでしょう。
未完成の物件の場合は規格が定まっているため建築期間が短く、また購入時に完成予定日も分かりやすいため、購入のタイミングをつかみやすいですね。

注文住宅の場合は、土地を購入し1から建築するという性質上、土地探しから入居までにおよそ1年ほどはかかるとされています。
建築の内容によっては、2年以上かかることもあるでしょう。

3. マイホーム購入の注意点

マイホーム購入では、注意するべき点が多くあります。
流れを掴み、実際にマイホーム購入に踏み出す場合には、次のポイントを意識しておきましょう。

3-1. ライフスタイルの変化も考慮する

住宅選びの際は、現在の状況ではなく将来的なライフスタイルの変化も考慮しましょう。
例えば家族構成の変化や子どもの成長により、現在よりも部屋数が多く必要になるという可能性もあります。

3-2. 周辺環境もチェックする

住宅そのものだけでなく、暮らす場所の周辺環境も快適な生活には非常に重要です。

治安や周辺施設までの距離、通勤や通学に問題がないかなど、実際に難度か現地に赴いてチェックできると良いですね。

3-3. 契約締結後のキャンセルは難しい

前述したように、契約締結後の買主都合でのキャンセルでは、手付金が返還されない・違約金が発生するという場合があります。

手付金は5〜10％ほどが相場とされていますが、そもそもの購入価格が高額である住宅購入では、手付金も大きな金額となるでしょう。
契約後のトラブルを避けるためにも、しっかりと納得した上で契約を結びましょう。

まとめ

今回はマイホーム購入を考えている方に向けて、マイホーム購入の流れやかかる期間、その注意点を詳しくご紹介しました。
事前にしっかりと流れやポイントを押さえて、スムーズに理想のマイホーム購入を行いましょう。

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