暮らしのコラム

2026年4月3日

世界的な低炭素化が課題となっており、日本国内でも様々な施策が推進される中で、そのひとつとなる「GX志向型住宅」についてご存知でしょうか。

高い省エネ性能を誇り、地球環境にもやさしいGX志向型住宅は、もちろん住む人にとっても快適な住環境を実現する魅力的な住宅です。

そこで今回は、そんなGX志向型住宅に認定される条件やGX志向型住宅を購入するメリット、利用できる補助金制度まで詳しく解説していきます。
今後住宅購入を考えている方は、ひとつの選択肢としてぜひ参考にしてみてください。

1. GX志向型住宅とは?

GX志向型住宅とは、高い断熱性能と高効率給湯器などの設備導入、また太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用して、一次エネルギー消費量の削減と自家消費分以上の創エネルギーを目指す住宅のことです。

省エネ住宅の基準として知られる「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の基準を大きく上回る住宅として、現在注目を集めています。

1-1. GX志向型住宅の条件

GX志向型住宅を実現するには、下記の4点を満たす必要があります。

・断熱性能等級6以上
断熱等性能等級は「UA値(外皮平均熱貫流率)」と「ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)」で決まります。
日本の地域ごとに基準値が定められており、躯体の断熱性や開口部の性能などを高めることで、断熱性能等級6以上と認められる必要があります。

・再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が35%以上
高効率のエアコンや給湯器、LED照明などを採用して、一次エネルギー消費量(暖冷房、換気、給湯、照明など住宅で使うエネルギー消費量)を基準から35%以上削減する必要があります。
高性能の省エネ機器を用いることで、家庭で消費するエネルギーを少なくするということですね。

・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率が100%以上
太陽光発電システム等によって、自家消費分以上の再生可能エネルギーを創り、一次エネルギー消費量の削減率100%以上となることが求められます。
寒冷地の住宅などではその性質上、75%以上とされていることもあります。

・高度エネルギーマネジメントの導入
「ECHONET Lite AIF仕様」に対応する「コントローラ」として、一般社団法人エコーネットコンソーシアムのホームページに掲載されている製品を設置することも条件となります。高度エネルギーマネジメントとは、HEMS(「Home Energy Management System」の略)のような、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムのことです。

このようにGX志向型住宅は従来の環境配慮型住宅の基準を一段と高めた住まいと位置づけられており、高い基準をクリアすることが求められます。

1-2. GX志向型住宅が注目される背景

GX志向型住宅が注目されている背景には、冒頭でもご紹介したように、地球環境問題への対策として、低酸素化が推進されているということがあります。

日本でも、2030年度の「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化、2050年のカーボンニュートラルの実現などを目指しており、そのひとつの施策として、公的な補助金制度なども整え、住宅の省エネ化が推進されているのです。

2. ZEHや長期優良住宅との違いとは?

GX志向型住宅と同様にその性能を示す住宅類型として、前述した「ZEH」や「長期優良住宅」があります。

これらはそれぞれ、求められる性能基準やその目的などに違いがあります。

2-1. ZEHとの違い

ZEHとは、一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にする住宅です。

高断熱化や省エネ設備の導入、太陽光発電などの省エネ・創エネを意識している点はGX志向型住宅と同じですが、GX志向型住宅はZEHよりもさらに高い基準を求められる、より優れた住宅となっています。

たとえばZEH水準住宅の断熱等性能等級は「5以上」であるのに対し、GX志向型住宅では「6以上」、また、再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が、ZEH水準住宅では「20%以上」であったのに対し、GX志向型住宅では「35%以上」とされていますね。

2-2. 長期優良住宅との違い

長期優良住宅も高い省エネ性能などを求められますが、長期優良住宅はGX志向型住宅とは目的が異なり、「より長く、安全で、快適に生活ができる住宅」であることを目的としています。

そのため、耐震性やバリアフリー制など、長期にわたり快適な住環境を維持できる性能を基準として定められています。

3. GX志向型住宅のメリット

GX志向型住宅はただ環境にやさしいというだけでなく、暮らしの上でも様々なメリットがあります。

GX志向型住宅購入の主なメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

● 光熱費が削減できる

● 快適な環境で健康に暮らすことができる

● 資産価値が維持・向上しやすい

● 災害時にも安心できる

● 環境に配慮した暮らしができる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

3-1. 光熱費が削減できる

GX志向型住宅は高い断熱性能があるため外気温の影響を受けにくく、室温を効率的に維持できます。
省エネ設備を導入することで、冷暖房や給湯、照明などに費やす電気代やガス代などの光熱費の節約につながるでしょう。

また、太陽光発電などの創エネ設備の設置により、創ったエネルギーを自家消費できるため、電気代を削減できる可能性があります。

3-2. 快適な環境で健康に暮らすことができる

高性能な断熱サッシや複層ガラスの採用や、壁面の厚い断熱材と気密シートの施工など、断熱性を高めるための構造は、外部の交通音や近隣の生活音なども軽減することができます。

また、優れた断熱性能があるため、家全体で安定した室温を保つことができ、夏の猛暑や冬の寒気に見舞われても、快適な室内で健康に暮らすことができるでしょう。
夏場の熱中症、冬場には温度差によるヒートショックのリスクを軽減することにもつながります。

静かで快適な環境で、健康に良い暮らしができるということですね。

3-3. 資産価値が維持・向上しやすい

省エネ性能の高い住宅は、中古住宅市場でも高い評価を得やすいというメリットがあります。
将来の売却時にも、標準的な住宅と比べて有利な条件での取引が期待できるので、資産価値を維持しやすいと言えるでしょう。

3-4. 災害時にも安心できる

高い断熱性、耐震性があるため、台風や地震などの災害時にも住環境を保ちやすく、自宅での生活を維持できることがあります。

また、太陽光発電などの設備もあるので、晴れの時や、蓄電池を導入していれば、災害による停電時でも最低限の電力を確保でき、安全性が高まるでしょう。

3-5. 環境に配慮した暮らしができる

GX志向型住宅はこれまでご紹介したように、脱炭素社会を目指してつくられた、環境への配慮に優れた住まいです。

地球環境に対して何か貢献したい、地球にやさしい暮らしを意識していきたいという方にとって、快適な生活を維持しながら環境に配慮できる、理想的な住宅と言えるのではないでしょうか。

4. 【2026年最新】GX志向型住宅で利用できる補助金制度

2050年のカーボンニュートラル実現のため、住宅の省エネ推進事業として、国では大型の補助金制度を施行しています。

ここでは、GX志向型住宅も対象となる2026年の住宅省エネキャンペーン「みらいエコ住宅2026事業」についてご紹介します。

4-1. 「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」とは?

「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」は、国土交通省・環境省によって行われている施策で、カーボンニュートラル実現のため、ZEH水準住宅や長期優良住宅、さらにGX志向型住宅の新築・省エネ改修を支援するために行われている事業です。

補助額は地域区分と住宅性能によって、以下のように定められています。
補助対象住宅 地域区分:1~4地域の補助額 地域区分:5~8地域の補助額
GX志向型住宅 125万円/戸 110万円/戸
長期優良住宅 80万円/戸 75万円/戸
ZEH水準住宅 40万円/戸 35万円/戸
この地域区分は、「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律(平成27年法律第53号)」に基づいて決められます。

4-2. 補助対象となる条件

新築住宅購入において補助対象となるのは、注文住宅の新築を行った建築主、もしくは新築分譲住宅の購入者です。

また、これらに当てはまっていても、長期優良住宅およびZEH水準住宅の場合には、18歳以下の子どもを有する子育て世帯か、いずれかもしくは両方が39歳以下の若者夫婦世帯に限られます。
GX志向型住宅の場合には、これらの制限無く購入者が利用できるということですね。

(参考:みらいエコ住宅2026事業事務局|みらいエコ住宅2026事業

5. GX志向型住宅での快適な暮らしをポラスの分譲住宅でも

記事を読み、GX志向型住宅への興味が深まったという方にご紹介したいのが、弊社ポラスのGX志向型住宅、「GX grade」です。
エネルギー効率を高め環境負荷を減らす新たな住宅の形として、断熱性・省エネ性を高め、光熱費を削減しながら、健康的で快適な暮らしを実現できます。

「GX grade」では、

● 太陽光発電システム

● 高効率給湯システム「エコワンX5」

● 雨水タンク・非常用貯水タンク「マルチアクア」

などの設備を標準採用しており、災害に強く、高い省エネ性能のGX志向型住宅となっています。

環境への配慮がなされた快適な住宅をお探しの方は、ぜひお問い合わせください。

>>ポラスのGX志向型住宅「GX grade」はこちら

まとめ

今回はGX志向型住宅について、その条件やメリット、また利用できる補助金制度についてもご紹介してきました。
環境にもやさしく、快適かつ安全な性能を持つGX志向型住宅は、新たな住宅として、今後もさらに注目されるでしょう。

安心して暮らせるマイホームをお探しの方は、ポラスの分譲住宅にお任せください。
ポラスではお客様の心地よい暮らしを実現するため、気密性や断熱性、耐震性など、高い性能とデザイン性を兼ね備えた分譲住宅を提供しております。

新たな生活をサポートさせていただきますので、住宅をお探しの方はポラスの分譲住宅公式ウェブサイト をご確認ください。

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